この記事のポイント
- 新しく導入された梱包資材は、特殊な自己粘着技術を活用
- ラベルの小型化により梱包全体がコンパクトで扱いやすく
- お客様の声、AI・技術を生かして最適な梱包を目指す
アマゾンジャパンでは、お客様にとってより扱いやすい梱包を追及することで梱包資材の削減も実現する、そんな取り組みを日々積み重ねています。Amazonで届いた商品を手に取ったとき、「前より箱が小さくなった」「紙袋が増えた」「開けやすくなった」と感じたことはありませんか。普段はあまり意識されない「梱包」の世界では、いま何が起きているのでしょうか。最近導入された新しい梱包資材やラベルの小型化について、パッケージカスタマーエクスペリエンス部門シニアマネージャーの神田知子さんに聞きました。

Amazonの梱包は、何種類あるんですか?
神田さん「Amazonが日本で扱う全ての商品を安全に効率よく届けるために、商品に合わせて選ばれた形や材質の異なる梱包資材が必要となります。大きな分類でいうと、これまで5種類の梱包を使用してきました。段ボール箱、段ボールの封筒、紙の封筒、底マチ付きで自立する紙袋、ポテトチップスの袋のような立体的な紙袋です。実際には、段ボール箱や紙袋と一口に言っても様々なサイズがあるので、梱包のバリエーションは200種類以上にのぼります。
そして最近、より小さく、扱いやすい梱包を目指して新しい梱包資材を導入しました。この資材には紙に特殊な自己粘着技術が施してあり、粘着部分同士を合わせると強力に接着する一方で、商品や手には付着しないことが特徴です。
新しく導入された梱包資材商品を包んで閉じるシンプルな仕組みは、餃子をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
簡単に手で開けることができる新パッケージもうひとつの特徴は、商品に合わせて柔軟にサイズを調整できること。これにより、梱包体積を削減することができます。梱包が小さくなれば、お客様にとって受け取りや保管がしやすくなるだけでなく、ドライバーの皆さんも運びやすくなります。また、使用する資材を削減することができます。
さらに紙袋についても、米袋からインスピレーションを得て、大型の紙袋を開発しました。従来よりも大きく重い商品にも対応できるよう、紙の厚みとデザインを工夫しました。箱に比べて小さく、お客様が処理しやすい資材でお届けできるようになっています。
これらの新しい梱包資材は、従来の資材同様、紙としてリサイクルしていただけます」
さらに紙袋についても、米袋からインスピレーションを得て、大型の紙袋を開発しました。従来よりも大きく重い商品にも対応できるよう、紙の厚みとデザインを工夫しました。箱に比べて小さく、お客様が処理しやすい資材でお届けできるようになっています。
これらの新しい梱包資材は、従来の資材同様、紙としてリサイクルしていただけます」
配送ラベルも小型化しているそうですね。
神田さん「配送ラベルの小型化は、アマゾンジャパンが特に取り組んでいるイノベーションの一つです。ラベルのサイズを、従来と比べて格段に縮小したものもあります。
小型化した封筒の配送ラベル実現は簡単ではありませんでした。配送パートナー各社のシステム仕様はそれぞれ異なり、狭いスペースに必要な情報をすべて収めるため、1年以上かけて少しずつ調整を重ねてきました。商品を配送いただくドライバーの皆さんにとって文字が読みにくくならないよう、文字と文字の隙間の大きさやフォントを修正したり、文字・バーコード・各種マークの配置パターンを複数作成し、実際のドライバーの方を含む関係者のレビューを経て、最も視認性が高いデザインを採用しています。
ラベルが小さくなれば、その分だけ梱包全体をコンパクトにできます。ほんのわずかなサイズの違いに見えても、お客様にとっては扱いやすさにつながり、資源の削減にも貢献することができます。
ラベルの小型化のように梱包資材に変更を加える場合、梱包作業に携わる人から、お客様に商品を運ぶドライバーの皆さんに至るまで、全ての人がこれまで通りスムーズに業務を行えるように工夫する必要があります。そのために、技術部門だけでなく、物流・配送拠点や配送パートナーと連携する部門など、社内外の多くのチームが協力し合うことが必須でした」
AIやテクノロジーによって、梱包はどこまで進化しますか?
パッケージカスタマーエクスペリエンス部門シニアマネージャー 神田知子さん神田さん「AIや機械学習も梱包の改善を支えています。代表的な活用例のひとつが、『商品の形状を正確に把握し、どのように配置したら効率的かつ安全に商品を届けられるか』を学習する仕組みです。
複数の商品をまとめて配送する場合は、計算が複雑になります。たとえば同じ3つの商品でも、横に並べるのか、重ねるのか、向きを変えるのかによって必要な箱や袋のサイズは変わります。
こうした組み合わせを瞬時に計算し、最適な梱包を選択するシステムを導入しました。AIやアルゴリズムは単なる自動化のためではなく、商品を守ること、お客様が扱いやすいこと、そして余分な空間や資材を減らすこと——その最適なバランスを追求するために活用されています」
複数の商品をまとめて配送する場合は、計算が複雑になります。たとえば同じ3つの商品でも、横に並べるのか、重ねるのか、向きを変えるのかによって必要な箱や袋のサイズは変わります。
こうした組み合わせを瞬時に計算し、最適な梱包を選択するシステムを導入しました。AIやアルゴリズムは単なる自動化のためではなく、商品を守ること、お客様が扱いやすいこと、そして余分な空間や資材を減らすこと——その最適なバランスを追求するために活用されています」
「ちょうどいい梱包」を追求するための、お客様からの声とは?
神田さん「梱包を決める際には、商品の大きさや重さだけでなく、日本特有の配送環境や物流拠点の構造、過去の配送実績、お客様からのフィードバックなど、多様なデータを活用しています。日本独自のデータや、日本のお客様からのフィードバックに合わせて梱包を作りこむことで、『商品を守ること』と『できるだけ小さく届けること』を両立させながらお客様にとって最適な梱包を実現しています。

最適な梱包を目指して
Amazonでは、さらに、梱包の簡素化の一環として、Amazonによる追加の梱包を省き、商品パッケージのままで配送できる商品を特定し、その種類を増やす取り組みも行っています。これは、メーカー各社のご協力を得るとともに、物流オペレーションを改善することで実現できた取り組みです。
Amazonが目指しているのは、商品を安全に届けることはもちろん、お客様にとってもなるべく小さく扱いやすい梱包です。お客様に商品が届いた瞬間も含め、お買い物体験がより快適なものとなるよう、Amazonの梱包は今日も進化を続けています。
Amazonが目指しているのは、商品を安全に届けることはもちろん、お客様にとってもなるべく小さく扱いやすい梱包です。お客様に商品が届いた瞬間も含め、お買い物体験がより快適なものとなるよう、Amazonの梱包は今日も進化を続けています。









