Amazon Hubデリバリーパートナープログラムのポイント

  • Amazon Hubデリバリーは、Amazonの商品を近所に配達する副業プログラム
  • 本業に専念しながら空き時間を利用して副収入を得られる
  • 配達手段は徒歩や自転車など車以外からも選ぶことが可能

「今日は何歩くらい歩けるかな」
1日の歩数を楽しみにしながら、横浜市の住宅街を歩いているのは伊本亘さん。Amazon Hubデリバリーのパートナーとしてご近所のお客様のもとへ徒歩で商品を届けています。
本業はヘルスケアやペット用品などを扱うEC事業を展開する会社の経営。20年以上にわたりネット通販の最前線に身を置き、数え切れないほどの商品と出会ってきました。「この商品はきっと喜んでもらえる」。そう思える商材を見つけ、どうすればその魅力がお客様に伝わるかを考えることが、伊本さんにとってなによりの楽しみです。最近の売れ筋は頭皮をケアするヘアブラシや、ペット用の肉球クリーム。商品の背景や使い心地までうれしそうに語る姿からは、今もなお仕事への尽きない情熱が伝わってきます。
デスクに着席してノートパソコンで作業する男性。背後の壁は明暗差のつよいストライプ。伊本さんの本業はヘルスケアやペット用品をオンラインで販売するネット通販
一方で、EC市場を取り巻く環境は大きく変化していました。コロナ禍をきっかけに、メーカーの直販参入や原材料費の高騰、為替変動、世界情勢……これまで経験したことのない波が次々と訪れます。これからの事業のあり方を考える時間が増えていたころ、ラジオから流れてきたのが、本業の空き時間を活用してAmazonの商品を近所に配達する副業プログラム、Amazon Hubデリバリーの募集広告でした。
「もともと歩くのが大好きで、地図や街並みを眺めるとワクワクするタイプ。本業の時間を妨げることなく、スキマ時間を活用できるなら私もやってみようか、と」
事務所や店舗など拠点を中心とした近距離限定の配達であるAmazon Hubデリバリーは、徒歩でも参加できるのも特徴のひとつ。実際に始めてみると、伊本さんが得たものは報酬以上の価値でした。街を歩くことで見つけた新たな魅力、人とのつながり、そして改めて知った仕事の原点。商品を届けるという仕事の中に、多くの発見があったと語ります。
大きな窓を背に、ソファに座って身振り手振りをつけながら話をする人物。窓の向こうには緑が見える。「Amazon Hubデリバリーを始めてよかった」と語る伊本さん

きっかけはラジオから繰り返し流れてきた広告

伊本さん「本業はネット通販事業ですが、コロナ禍以降は市場環境が大きく変わり、業界全体が大きく揺れていたんです。そんなとき、ラジオからAmazon Hubデリバリーの広告が流れてきました。
Amazonの配達副業、空いている時間にご近所へ配達♪……何度も聞くうちにだんだん気になってきて。もともと歩くことが好きですし、自分が住んでいる街にも興味がありました。それに、AmazonはEC業界の中心にいる存在ですから、実際に配達をやってみれば市場の動きも見えるんじゃないかという期待もありましたね。
始める際の不安はあまり感じませんでした。始める前に担当エリアを実際に歩いてみたり、主要な集合住宅の場所を確認したり、ある程度の準備はしました。でもそれは『できるかどうか』を確かめるためではなく、いざ自分が始めた時に困らないようにするため。私はどちらかというと、考えすぎるより先に行動してみるタイプなんです」

体力仕事というより、実は頭を使う仕事

伊本さん「正直、最初はもっと体力勝負の仕事だと思っていたんです。でも実際にやってみると、商品をはやく、効率よく届けるためにはいい意味ですごく戦略的に頭を使うことが必要だと気が付きました。初めて配達した日のことは、今も鮮明に覚えています。6月の暑い日で、初日に同行してくれる営業担当の方と一緒にエリアを回りましたが、最初はまだ住所もルートも手探りの状態でした。でも実はそれが逆にハマるきっかけになったんです。「もっと速くできる方法はないかな」と、自分なりの小さな工夫を見つけていくのが楽しくて。たとえば、配達用のバッグに商品を入れるとき、遠い場所に届ける商品を先に下へ入れて、近い場所の商品を上に置く。ちょっとしたことですけど、配達中にバッグの中を探し回らなくて済むんです。『次はどこで時間を縮められるかな』と常に考えていて、ゲームを攻略する感覚に近い。それが楽しいんですよね。」
玄関口で、対応した人物にダンボール箱を手渡す配送スタッフ。箱の表面にはAmazonロゴ。配送スタッフはキャップをかぶり、ベストを着用商品をお渡しするときに必ず一言添えるという伊本さん
配達を続けていると、だんだん街のことがわかってきます。どこに階段があるか、どのマンションは宅配ボックスがいっぱいになりやすいか、あるいは宅配ボックスがどこにあるかなど。そういう情報が少しずつ積み重なっていく。単純な作業に見えるかもしれませんが、実際には経験や工夫が活きる仕事内容だと思います」

うれしかった、お客様からの「ありがとう」

「Amazon Hubデリバリーを続けていて、いちばんうれしいのは、お客様から直接『ありがとう』と言っていただけることですね。本業はネット通販なので、商品が売れても、その先にいるお客様のリアルな反応を見ることはなかなかできないのです。
でもAmazon Hubデリバリーでは違います。私が『Amazonの商品の配達です』といってお渡しすると、『ありがとう』と声をかけていただけることが本当に多いんですよ。夏場には『暑かったでしょう』と冷たい飲み物をいただくこともあります。最初の頃は持ち帰って家族に渡していましたが、今はその場でありがたくいただくようになりました。
お客様のお顔を見られることがなによりもうれしいです。もちろん再配達は大変ですし、思うようにいかない日もあります。でも商品を全部届け終わったときの達成感は格別です。最後の1個を届け終えて、深呼吸して自然と笑顔になる。その瞬間がすべてですね」
街中の川にかかった橋の上を、荷物を抱えて歩く人物。キャップをかぶり、作業用ベストを着用。箱の表面にはAmazonのロゴがある午前中に配達を開始するという伊本さん

Amazon Hubデリバリーで改めて知った「仕事の基本」

伊本さん「Amazon Hubデリバリーを始めて、いちばん大きく変わったのは街の見え方です。私はもともと近所を歩くのが好きでしたが、配達を始めてからは景色がまったく違って見えるようになりました。『こんなところに桜の樹があったんだ』、『あの路地はここに通じていたのか』などと、毎回新しい発見があります。
地域の方たちともつながりができて、Amazon Hubデリバリー以外の時間でお声をかけていただくことも。いままでどこか他人事のように感じていた地域の祭りやイベントにも、より興味を持てるようになりました。配達の業務を通して地域を深く知り、人とつながることで、この街は単なる“住む場所”から、より愛着のある場所へと変わっていったのだと思います。
それから、仕事に対する考え方も変わりましたね。配達という仕事は、とてもシンプルです。商品を確実に届ける。でも、それが案外難しい。途中でやめることもできないし、ごまかすこともできない。私は、届けるべき商品は100%例外なく、すべてはやく、また安全にお客様のもとに届けたいと思いながら取り組んでいます。
ガード下の道路を、クラフト用紙の紙袋を抱えて運ぶ配送スタッフ。キャップをかぶし、ベストを着用している。平均歩数を数えるのが楽しみという伊本さん。配達での歩数が少ない日は「足りない」と配達後にウォーキングに出かける日も
実はこれが仕事の基本を思い出させてくれます。『一つひとつを確実にやる』。『目の前の仕事を最後までやり切る』。そういう、当たり前だけど大切なことを、改めて学ばせてもらっている気がします」

本業とは違う、頭を切り替える時間

伊本さん「配達という仕事は、私にとってリフレッシュの時間でもあり、自分を整える時間でもあります。本業をやっていると、どうしても先のことばかり考えてしまうんです。市場の動向とか、新しい事業とか、将来のこととか。でも、配達をしている時は『いま持っている商品を、確実に届ける』と、目の前のことに集中します。すると、余計なことを考えなくなるんですよ。
私はそれを半分冗談で『現実逃避』と呼んでいるんですが、実際には自分をリセットする時間なんです。ただ逃げるのではなく、ちゃんと身体を動かして、人と接して、街を歩いている。すごく健全なんです。だから今後も続けたいと思っています。
もちろん本業がいちばん大切ではありますが、Amazon Hubデリバリーは、自分にとって新しい発見を与えてくれる場所でもあります。副収入を得られるので、たとえば光熱費がまかなえるなどといったメリットもありがたい。でも、それよりも得られることのほうが大きい。もし興味がある方がいるなら、まずはやってみたらいいんじゃないかな。私自身、始めたことを後悔したことは一度もありませんから」
緑の葉が豊かに茂った街路樹を背に、ダンボール箱を抱える笑顔の配送スタッフ。右側には川が流れている。
商品を届ける、というシンプルな仕事のなかに、伊本さんは新たな発見を見出しました。街の知らなかった風景、人との何気ない会話、そして一つひとつの仕事を確実にやり遂げることの大切さ。Amazon Hubデリバリーは、伊本さんにとって単に副収入を得る手段ではなく、地域とつながり、自分自身を見つめ直す時間になっています。「今日は何歩歩けるかな」。そんな小さな楽しみとともに、今日も伊本さんは街を歩き、お客様に商品をお届けしています。