Amazonはこの厳しい2020年を通して、これまで以上に必要とされている笑顔を、世界中で安全に届けることができるよう、努めてきました。Amazonは中小規模の事業者様の継続的な成長を支援し、また、社員の安全を確保しながらお客様に商品をお届けするために、数十億ドルを投資しました。その中には、最前線で勤務する社員への25億ドルを超えるボーナス給与も含まれます。また、ホリデーシーズンには、世界中の何千もの慈善団体への商品や支援金の寄付を通じて、数百万個の商品を寄付しました 。
Amazonワールドワイド・コンシューマー部門の最高経営責任者であるジェフ・ウィルキー(Jeff Wilke)は、次のように語りました。「今年、Amazonの世界中の社員は、『地球上で最もお客様を大切にする企業になること』というAmazonのミッションを貫き、地域社会を支援することの真の意義を示してくれました。最前線で働く医療従事者を含むお客様が、必要不可欠な物資を最も必要としていたとき、チームとビジネスパートナーは、共に協力して物資を仕入れ、配送するためにこれまで以上に最善を尽くしてくれました。新型コロナウイルス感染症の検査の重要性が明らかになると、社員は全社的に迅速に行動し、自社の検査能力を高めることで、社員の安全を確保し、お客様に商品をお届けできるようにしました。そして、お客様がホリデーシーズンにちょっとした喜びを必要としているときには、何百万名もの社員とパートナーが協力して、これまで以上に多くのセール商品やホリデーギフトを提供しました。Amazonの世界中のチームを心から誇りに思い、感謝しています」
2020年も終わり新年を迎えましたが、このホリデーシーズンと2020年を通して、Amazonの社員とパートナーがお客様や中小規模の事業者様、地域社会、社員に、笑顔をどのようにお届けしてきたかを振り返ってみたいと思います。
お客様へ
Amazonは2020年のホリデーシーズンにおいて、商品を受け取る選択肢をさらに増やし、ホリデーを楽しく過ごすために役立つヒントをご提供したほか、大切な方とのつながりを維持できるよう、世界中のお客様に何十億もの商品をお届けしました。
- 2020年のホリデーシーズンには、世界中に15億個以上のおもちゃ、家庭用品、美容・パーソナルケア製品、電子機器等をお届けしました。
- 2020年は離れて暮らす家族と一緒に過ごすのが難しかったことから、ホリデーシーズンにはAlexaのビデオ通話の利用が昨年に比べて2倍に増えました。
- ホリデーシーズン中、おうち時間を楽しく明るくするために、Alexaに話しかけてホリデーのイルミネーションの電源をオンにした回数は数千万回に達しました。これは1秒に1回以上に相当します。
- 特に、安らぎのひとときが求められた2020年のホリデーシーズンでは、Alexa対応デバイスで再生されたのはホリデーソングだけではありませんでした。今年はリラックスできる音楽を再生する頻度が、前年同期に比べて1.5倍以上増えました。
- ホリデーシーズンの伝統的な料理を作るために、2020年のクリスマスの時期には、Alexaに数千万回ものレシピや料理のアドバイスがリクエストされました。最も人気のあるレシピは、ターキーやクッキーといった定番料理で、ピザやチリのようなユニークな料理も含まれていました。
- 2020年は、何千万名ものお客様がAlexaに話しかけて最適なプレゼントを見つけました。Alexaは、プレゼントの提案やリストの作成や共有、カートに商品を追加したり、購入などをサポートしました。
- 子どもたちはこのホリデーシーズンに、子ども向けサブスクリプションサービス「Amazon Kids+」の教育コンテンツを活用し、数千万時間、楽しく学んで過ごしました。また、本の端と端を合わせて並べるとシアトルから北極まで往復できる距離に相当するほど、たくさんの本を読みました。
中小規模の事業者様へ
Amazonは新型コロナウイルスの世界的な感染拡大期間中も中小規模の事業者様を継続的に支援しており、2020年にはAmazonでの売上を伸ばせるように180億ドル以上を投資しました。さらに、昨年初めの新型コロナウイルスの世界的な感染拡大期間中およびそれ以降も、中小規模の事業者様を支援する取り組みを拡大し、プライムデーからホリデーシーズンにかけて、中小規模事業者様とお客様をつなげる新たなプロモーション活動に1億ドル以上を支出しました。
Amazonで販売する中小規模事業者様の2020年ホリデーシーズンの統計
- 2020年のホリデーシーズンは、Amazonで販売する中小規模事業者様にとって過去最高のシーズンとなり、全世界の売上高は前年同期比で50%増となりました。
- ホリデーシーズン中、米国の中小規模の事業者様はAmazonで約10億点の商品を販売しました。
- Amazonは昨年、販売事業者様のビジネスの管理と成長を支援する250以上のツールやサービスのご提供を開始しました。
- 2020年には、Amazon Small Business Academyなどのプログラムを通じて、世界中の中小規模の事業者様を対象としたイベントを1,000回以上開催し、15万名以上が参加しました。日本ではAmazon出品サービスをご利用中、または出品をご検討中の事業者様を対象に無料のウェビナーを実施しました。
- 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が始まって以来、Amazonは、商品を販売する中小規模の事業者様のために、50億ドル以上の運営コストを吸収し、2021年までにさらに数十億ドルを投資する見込みです。現在、新型コロナウイルスのワクチンの供給が見込まれる中、2021年度の手数料引き上げを発表している物流業者もいます。通常の年であれば、私たちも同じ対応をしていたかもしれませんが、2020年は異例の年です。厳しい冬が続くと思われる中、中小規模の事業者の皆様を支援し、ビジネスの安定性を確保していただくために、2021年6月1日まで、FBA手数料の変更を延期しました。
- Amazonは、Neighborhood Small Business Relief Fund(近隣中小規模事業者救済基金)の一環として、米国シアトル地域の900以上の中小規模の事業者様に1,100万ドル以上の助成金を提供し、テナントの賃料を無料にしました。
- 2020年、Amazonは10億ドル以上のAWSクレジットを提供し、初期段階のスタートアップ企業の成長と開発の加速を支援しました。
地域社会へ
Amazonは、2020年のホリデーシーズンと年間を通して、世界数十カ国における地域社会を支援しました。地域の組織や団体と協力して、十分な支援を受けていないご家庭や高齢者の方々への食事のお届けや、災害支援や緊急支援物資をご提供したほか、オンライン学習を支援するために学校に数百万ドルの商品や支援金を寄付しました。
1人当たりのAmazonSmile寄付額が多い米国のトップ25都市
注:データはビジュアルのみで表示されます。
2020年の1人当たりのAmazonSmile寄付額が多い米国のトップ25都市* (免責事項:*本都市ランキングは10万人以上の人口を持つ都市の一人当たりのランキングです):ボールダー(コロラド州)、アレキサンドリア(バージニア州)、オーランド(フロリダ州)、シアトル(ワシントン州)、アナーバー(ミシガン州)、ピッツバーグ(ペンシルベニア州)、マイアミ(フロリダ州)、バークレー(カリフォルニア州)、ベンド(オレゴン州)、ポートランド(オレゴン州)、ノックスビル(テネシー州)、ベルビュー(ワシントン州)、ケンブリッジ(マサチューセッツ州)、シンシナティ(オハイオ州)、ゲインズビル(フロリダ州)、フォートコリンズ(コロラド州)、スコッツデール(アリゾナ州)、レントン(ワシントン州)、バンクーバー(ワシントン州)、ユージーン(オレゴン州)、パサデナ(カリフォルニア州)、アトランタ(ジョージア州)、ヒルズボロ(オレゴン州)、エバレット(ワシントン州)、サンタクララ(カリフォルニア州)
AmazonSmile Charity Listsを介してお客様が非営利団体に寄付した人気商品
- Amazonは2020年のホリデーシーズンに世界中の数千の慈善団体に寄付を行いました。
- AmazonSmile Charity Listsを介して、Amazonのお客様はこれまでに非営利団体に150万点以上の商品を寄付しています。その中で人気の商品は、キャットフード、ドッグフード、オムツ、応急処置用品、犬のおもちゃ、教室用品、犬のおやつ、ノートなどでした。
- Amazonはフードバンクや学校と提携し、米国の25以上の都市と、オーストラリア、イタリア、日本、シンガポール、スペイン、英国のコミュニティにおいて、十分な支援を受けていないご家庭や高齢者の方々への1,200万食以上の食事の配達を支援しました。
- Amazonは、米国カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州の山火事やメキシコ湾岸のハリケーン「ローラ」により被害を受けた方々のために、水、発電機、エアフィルター、食料、KN95マスク、クリーニング用品など100万点以上の緊急支援物資をコミュニティ・パートナーに寄付しました。
- Amazonは、440万枚のマスク、273,000ガロンの手指消毒剤、数千個の非接触式体温計を含む、1,000万ドル以上の個人用防護具(PPE)を、Direct ReliefとFeeding Americaに寄付しました。これらのマスクは、米国47州、コロンビア特別区、プエルトリコにある200以上のDirect Reliefのパートナー診療所とFeeding Americaのフードバンクや機関に配布されました。
- Amazonは全世界で、AmazonSmileを通じて何十万もの慈善団体に2億3700万ドル以上を寄付しています。
- Amazon Future Engineerのプログラムには3,000校以上の学校が参加し、その到達数は2倍以上に拡大しました。現在、全米で5,000校以上の学校と55万名の学生にコンピュータ・サイエンスのコースを提供しています。
- Amazonは、社員向けのマッチング寄付キャンペーンなど、米国における制度的人種差別と闘う組織への支援を通じて、Amazonのコミュニティから、アメリカ自由人権協会、Equal Justice Initiative、Black Lives Matter NAACP、全米都市同盟、UNCFなどの組織に2,700万ドル以上を寄付しています。
- ホールフーズ・マーケットは、世界の貧困の緩和、子どもたちの栄養状態の改善、健康的な食へのアクセスの拡大を実現するために、Whole Planet、Whole Kids、Whole Citiesの3つの財団を通じて300万ドル以上の資金を集めました。
- Amazonは、働く方々が現状に合った、需要のある新しい仕事に移行できるように、クラウド・コンピューティングの技術スキル・トレーニングを世界中の2,900万名に無料で提供する計画を発表しました。
- Amazonは、新たに26の発電所規模の風力および太陽光による再生可能エネルギー・プロジェクトを発表しました。これらの新規プロジェクトにより、Amazonは、史上最大規模の再生可能エネルギー法人購入者となります。
- AmazonとGlobal Optimismが共同で立ち上げた、2040年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとすることを目指す気候変動対策に関する誓約「The Climate Pledge」に新たに30社が加わりました。
社員へ
Amazonでは、競争力のある給与や初日から受けられる福利厚生、需要の高い仕事のための研修制度など、働きやすい環境を社員に提供しています。私たちは何よりも社員の安全と健康を優先し、2020年には、社員の安全を確保しながらお客様に商品を届けられるよう、100億ドル以上を投資しました。施設の深部洗浄からソーシャルディスタンスを効果的に保つためのプロセスまで、150以上の重要なプロセス強化も実施しました。
- Amazonは2020年に全世界で40万名以上のフルタイム・パートタイム社員を新たに雇用しており、今後も雇用を継続していきます。米国とカナダでは、ホリデーシーズンを通してお客様に商品をお届けできるよう、10万以上の季節労働者も追加採用しました。
- Amazonの配送パートナーは、お客様に確実に商品をお届けできるように、2020年2月から75,000名の新しいドライバーを採用しています。
- Amazonは今年、第一線で働く社員のボーナスやインセンティブに25億ドルを投資しましたが、その中には最近実施した5億ドル分の特別休暇ボーナスも含まれます。これに加えて、最低時給15ドル(米国の最低賃金の2倍)の実施や、最上級管理職と同じ福利厚生を入社初日から受けられる制度を提供しています。
- Amazonの社員は、お客様を第一に考えることへのこだわりと創造への情熱にあふれており、Amazonをキャリア形成に最適な場所だと考えています。2020年だけでも、米国で35,000名以上のオペレーション社員が昇進しました。そして、Amazonのキャリアチョイスプログラムには、この取り組みを開始して以来30,000名以上の社員が参加しています。このプログラムは、地域社会で必要とされるより給与の高い仕事への転職を支援するために、研究分野の修了証や卒業証書の取得に向けた授業料や費用を最大95%分前払いするものです。
- 経済的な困難に直面している、または隔離されている配送ドライバーや季節労働者などのパートナーのために、2,500万ドルの救済基金を設立しました。
- 米国内の数百カ所の物流拠点で、Amazonの社員が新型コロナウイルス感染症の検査をその場で受けられるようにしました。10秒ごとに1人の社員が検査を受けています。
2020年のさまざまな出来事を乗り越えていく手助けをしていただいた皆様に、Amazonの社員一同、心から感謝しています。また、最も支援を必要としている方々へ手を差し伸べるべく共に行動してくださった多くの団体の皆様にも感謝します。Amazonを信頼して、欲しいものや必要なものを購入いただいているお客様にも感謝します。そして、前例のないこの1年、外出を控えてご家庭で過ごされている新規のお客様に商品を販売してくださった中小規模の事業者の皆様にも感謝します。そして最後に、2020年を通して、必需品や、お客様がホリデーシーズンを少しでも楽しく過ごすために役立つ商品をお届けするために尽力してくれたAmazonの社員の皆さんにも心から感謝します。
※本記事には、2020年12月28日時点でのAmazonの事業を反映した将来予想に関する記述が含まれていますが、ホリデーシーズン全体や第4四半期における当社の事業への最終的な影響や、現在予期しない新型コロナウイルス感染拡大の直接的または間接的な影響が当社の事業に重大な影響を与える可能性の有無を判断することはできません。