Amazonは、リヤカー付き電動アシスト自転車による配達サービスを開始しました。使用するのは、リヤカーを取り付けた電動アシスト付き自転車。Amazonの商品を配達するデリバリーサービスパートナー(通称DSP)が使用するもので、すでに全国24都道府県で数百台を活用しています。
年間で数千万個の商品をお届け予定
お客様がAmazonで注文した商品は、全国の物流拠点であるフィルフィルメントセンター(FC)から配送拠点であるデリバリーステーション(DS)へと送られ、そこからお客様の元へと配達されます。この最後の「ラストワンマイル」と呼ばれる配送プロセスに加わったのが、リヤカー付き電動アシスト自転車による配達です。
配達する商品は、自転車の後ろに取り付けられたリヤカーに商品入りのバッグを格納して運びます。バッグは、軽バンによる配達でも使っているもので、4つのバッグがきれいに収まるリヤカーにもそのまま利用できます。将来的には年間数千万個の商品を電動アシスト自転車で配達する予定です。
AmazonのDSでは、このバッグを配達エリアごとに仕分けする庫内作業の段階から使っています。配達スタッフはバッグをそのままリヤカーに積み込んで配達に出発。自分で仕分ける必要がないため、スムーズに配達を始めることができます。
リヤカーの前方にあるブルーのバッグには、レインカバーが収納されています。急に雨が降ってきても、簡単にカバーを取り付けられるため商品が濡れる心配はありません。
電動自転車 3つのメリット
電動アシスト自転車による配達には、主に3つのメリットがあります。1つは、自転車は小回りがきくため、混雑した場所や細い道もスイスイ走れて、商品を迅速にお届けできるということ。2つ目は、運転免許や軽バンを持っていない人でも配達できるということ。3つ目は温室効果ガスの排出削減につながるということ。この点に関して、アマゾンロジスティクス代表であるアヴァニシュ ナライン・シングはこう話します。
「今回、特に過密地域において、デリバリーサービスパートナーがより便利で持続可能な方法でAmazonの商品を配達できるようにする取り組みの一環として、リヤカー付き電動アシスト自転車での配達が可能になったことを大変うれしく思います。Amazonは、2040年までにすべての事業においてネット・ゼロ・カーボンを達成するという目標を掲げ、配達ネットワークの脱炭素化につながる、より持続可能な配達方法の導入に取り組んでいます。今後も、お客様が迅速かつ確実に、そして何よりも持続可能な方法でAmazonの商品をお受け取りいただけるよう、リヤカー付き電動アシスト自転車の配達エリアや台数を拡大していきます」
リヤカー付き電動アシスト付き自転車の採用によって、Amazonはより迅速で、きめ細かな配達ができるようになりました。新たな配達手段を活用し、Amazonは今後もお客様に快適なお買い物をお楽しみいただけるよう努めます。