2023年4月4日発表の2022年のブランドプロテクションレポートはこちら


Amazonは地球上で最もお客様を大切にする企業になることを目指しています。その実現のために重視しているのは、お客様の信頼を獲得し、それを維持することであり、Amazonは信頼できるショッピング体験の創出に日々、力を注いでいます。現在、Amazonは数百万社の販売事業者様(大半は中小企業)とともに、世界中の数億人ものお客様にサービスを提供しています。Amazonストアを利用されるお客様は、Amazonが販売する商品も、販売事業者様が販売する商品も、すべて正規品であることを強く求めています。

Amazonでは2021年、お客様、ブランドオーナー様、販売事業者様、そしてAmazonストアを、模倣品や詐欺、その他の不正から保護するために9億ドル以上を投資し、機械学習のサイエンティストやソフトウェア開発者、専門調査員など12,000人以上がこの活動に取り組みました。Amazonストアでお客様が安心してショッピングを続けられるよう、Amazonのチームがブランドオーナー様や法執行機関、その他の組織などと協力しながら、非常に優れた取り組みを進めてきたことを、私は誇りに思います。

今回で2回目となるAmazonブランドプロテクションレポートでは、さまざまな取り組みの進展について詳しく紹介しています。Amazonは、昨年のレポートで述べたように、3つの戦略-すなわち、Amazonストアを保護する強力で効果的かつ積極的な対策や、ブランドオーナー様と協力してブランドをさらに保護していくための業界屈指のツール、そして悪質業者の責任追及-に今年も引き続き注力します。いくつか要点を紹介します。

1. Amazonでは、販売事業者様や商品を精査するための強固な体制を構築しており、さらに悪質業者の責任を追及することで、Amazonストアへの不正な侵入を阻止しています。2021年に阻止した悪質業者による新規出品アカウントの開設数は250万以上で、それらの悪質業者による出品を一切、許しませんでした。なお、悪質業者による新規出品アカウントの開設数は前年の600万以上から減少しました。

2. Amazonの自動化されたブランド保護ツールの活用は拡大を続け、その有効性が向上していることで、ブランドオーナー様が発見しAmazonに申告する違反報告件数はさらに減少を続けています。2021年には、Amazonブランド登録に登録されたブランド数は70万を超え、前年比40%増となりました。同時に、Amazonブランド登録に登録されているブランドオーナー様からの有効な権利侵害の報告件数の平均は、前年から25%減少しています。

3. Amazonは引き続き、模倣品業者の責任を追及し、Amazonストアや業界全体の小売業者に対する不正行為を阻止する取り組みに力を注いでいきます。

  • AmazonのCounterfeit Crimes Unit(模倣品犯罪対策チーム)が米国、英国、EU、中国で提訴、告発した犯罪件数は600件以上に上り、前年から300%増となりました。
  • Amazonは300万点以上の模倣品を突き止め、差し押さえ、適切に処理し、お客様の被害と小売サプライチェーンでの再販を阻止しました。これには、Amazonのフルフィルメントネットワークに模倣品を発送しようとする試みを阻み、ブランドオーナー様や捜査機関と協力して模倣品業者の倉庫や拠点を発見し、閉鎖させるといった取り組みが含まれます。
  • Amazonストアを保護してきた取り組みで得た学びや進展を活かし、Amazonは模倣品業者を阻止するための官民連携の計画を発表しました。これには、小売業界で模倣品業者を阻止するための民間部門での情報交換の重要性や、国境保護のための税関との連携、模倣品業者の起訴に向けた法執行機関への資料提供の強化の必要性などが含まれます。初期段階ながら、この計画をきっかけに他者との建設的な対話が各所ですでに始まっています。Amazonも試験的にさまざまなデータ共有を進めており、議会承認に結びつきつつある事例も出てきたことを嬉しく思います。

今年は、4つ目の注力分野として「お客様の啓発と支援」を掲げています。正規品だけを購入すべき理由についてお客様に啓発するためのいくつかの新たな取り組みを開始しました。また、事前・事後対策への投資も継続します。問題が発生した場合にも、お客様に安心してご利用いただけるよう、万全の体制を整えています。

1995年の創業以来、Amazonは「信頼」を基盤に、すべての業務を行ってきました。それから27年近くが経った今、Amazonは、お客様、ブランドオーナー様、販売事業者様、そしてAmazonストアを守るために、保護対策をさらに強化しています。Amazonは、これまでの成果を誇りに思いながらも、Amazonストアの模倣品がゼロになるまで、その歩みを止めることなく、投資と革新を継続していきます。また、模倣品との戦いにおいて、業界全体で連携や協力が拡大していることを嬉しく思います。悪質業者の責任を追及し、業界全体から模倣品を排除するために、ともに私たちは何ができるかを考えてまいります。

Amazonの2021年の「ブランドプロテクションレポート」をぜひ、ご一読ください。

ダーメッシュ・メータ(Dharmesh Mehta)
Amazon バイスプレジデント
ワールドワイド・セリング・パートナー・サービス統括責任者

 

そのほかのAmazonのニュースを読む