9月27日は「女性ドライバーの日」。1917年(大正6年)のこの日に、1人の日本人女性が初めて自動車の運転免許を取得した記念日です。それから100年以上たった現在、Amazonの配送パートナー(個人事業主)として多くの女性ドライバーが活躍しています。女性ドライバーにとってAmazonという職場にはどんな魅力があるのでしょうか? 仕事のやりがいは? Amazon Flexプログラムで働く3人の方々に聞きました。
ママの仕事は子どもたちの自慢
10年前に中国から来日した何建雷(か けんらい)さん。夫と小学5年生の長男、小学2年生の長女と暮らす4人家族です。以前は花屋でアルバイトをしていましたが、コロナ禍で仕事がなくなってしまいました。そのとき、夫がAmazon Flexドライバー募集の広告を見つけました。
「報酬が高いし、時間を自由に使えるのがいいなと思いました。でも、私は運転免許を持っていなかったので、合宿に行って2週間で免許を取り、すぐにAmazon Flexドライバーに応募しました」
若葉マークをつけたままAmazon Flexドライバーになった何さん。最初の数日は、アプリの操作に戸惑ったり、タワーマンションの入り口を見つけられず、建物の周りをぐるぐる回ったりしたこともあったそう。それでも先輩ドライバーやさまざまなスタッフのサポートを受けて、スムーズに配達できるようになりました。商品をお届けしたお客様から「頑張って」と励ましの言葉をかけてもらい感動したこともあります。
「この仕事を始めてから好きなものを買えるようになったし、家族旅行も実現できました。今年の夏は家族みんなで北海道に行き、ドライブをしてきれいな景色を楽しみました」
生き生きと働くママは、子どもたちの自慢。自宅近くで仕事をしていたある日、長女と偶然出会ったことがあります。「ママ、がんばってね」と手を振る娘に、何さんは「がんばってるよ」と笑顔で声をかけたそう。
「学校では友達に『ママはAmazonの商品を配達してるんだよ』と自慢しているみたい。私の姿を見て、子どもたちもがんばってくれるのも、ママとしては最高に幸せです」
報酬と自由な時間は愛犬のために
1年前にAmazon Flexのドライバーになった中島葵さん。実は父と兄もドライバーとして働いています。
「子どもの頃はよく父の車に乗って、仕事場に連れて行ってもらいました。そのせいか私も運転が大好きで、Amazon Flexドライバーになることを決めたんです。父に『私もドライバーになる』と言ったら大喜びで、車を一緒に探してくれたり、仕事内容について一緒に聞いてくれたりして。頼りになるなぁって思いました」
仕事を始めてから、今まで行ったことのないエリアを運転する機会が増えました。知らない場所や細い道を運転できることも、中島さんにとっては大きな魅力です。
「慣れない道を走ることで、運転技術が向上します。運転のスキルが上がって配達が早く終われば自由な時間が増えるし、報酬はちゃんともらえる。がんばればその分、成果が出るのがうれしいです」
中島さんのモチベーションとなっているのは、愛犬のリリーちゃん。4歳のシェットランドシープドッグです。
「リリーは無邪気で、すごくかわいい。仕事から帰ると『おかえり』と尻尾を振って迎えてくれる姿に癒されます。リリーは体が弱いので病院代がかかりますが、Amazonの仕事は安定しているので、リリーのためにもがんばろうと思っています」
「Amazonサンタさんへ」の手紙にほっこり
以前、牛乳配達をしていてドライバー経験があった宮本彩子さん。次女が保育園に入り、自由な時間が増えたことをきっかけに2年前にAmazon Flex ドライバーになりました。最初の頃は商品を配り切れるか不安だったと言いますが、徐々に仕事を覚え、自信をもって働けるようになりました。
「今は、娘を保育園に送った後、9時半前にデリバリーステーションにチェックインし、配達を終えてからお迎えに行くのが日課です。余裕をもって子どもの送り迎えができるし、自由に働く日を選べるので、学校行事に参加しやすいのもいいですね」
実は宮本さんの夫も、同じデリバリーステーションを拠点にするドライバー。休みの日を合わせて家族みんなでゲームや庭いじりをして、穏やかな時間を過ごしています。
クリスマスやAmazonプライムデーなど、配達量が多い時期は忙しくなりますが、配り切ったときの達成感は格別です。去年のクリスマスには、忘れられない出来事がありました。
「ある家のインターフォンに、『Amazonサンタさんへ』と書かれたメモが貼ってあったんです。そこには『配達してもらったのは子どもへのプレゼントです。インターフォンを押したらすぐに立ち去ってください』と書いてありました。添えられていた缶コーヒーをありがたくいただきました。うちと同じく、ここにも小さいお子さんがいるのかな、親子一緒に『サンタさんかな?』とドアを開けるのかな、なんて想像して、ほっこりしました」
それぞれに大切な目的や想いをもって働く女性ドライバーたち。Amazonの配送現場はそんな女性1人1人の優しい手に支えられています。