バークさんは、わずか4歳の時に失明の原因となる病気を発症し、14歳になる頃には形や色が見えなくなりました。やがて、彼女は自分の経験について語り始め、障がいを持つ人々の代弁者になりました。国連やスイス・ダボスの世界経済フォーラムで演説し、ミス・ティーン・カナダ・インターナショナルに出場したこともあります。

現在29歳のバークさんは、オンライン上にファンとの巨大なコミュニティを築いています。190万人のフォロワーがいるYouTubeチャンネルでは、「すべての目の見える人が失明について知っておくべき5つのこと!」といったタイトルの動画で、自分の個人的な体験を伝えています。他にも、ファッションのヒントやメイクの指導から、さまざまな冒険まで、多数の動画を投稿しています。

すべての視覚障がい者が必要とする 6 つのスマートホーム製品!(そうでない人にも)

原題:6 Smart Home Products All Blind People NEED! (and so does everyone else)
*このYouTube動画には、以下の手順で日本語字幕を表示することができます。画面右下の「CC」をオン > Setting > Subtitles/CC > Auto-translate > Japanese

6 Smart Home Products All Blind People NEED! (and so does everyone else)

「多くの人は私に、いじめ、メンタルヘルス、障がいなど、お決まりの話を期待しています。これらにも情熱を注いでいますが、私はメイクもファッションも旅行も大好きです。多くの20代の人たちと同様に、たくさんのデートもしますよ」とバークさんは言います。

熱心なスキーヤーで、乗馬もサスペンション・ヨガもするバークさん。彼女は、障がい者の多くが「お涙ちょうだい話やヒーロー的な話」にしか登場しない世界に、自分がごく普通の生活を送っている様子を紹介することを目指しています。そしてAmazonの人工知能(AI)サービスであるAlexaのようなテクノロジーが、彼女の主体性をサポートしてくれていると話します。

「これまでの人生で、人々はテクノロジーがより便利になるのを見てきました。そしてようやく、障がい者にも、それらのテクノロジーが役に立つようになりました」とバークさんは言います。

テクノロジーに精通したミレニアル世代らしく、彼女は生活を楽にするテクノロジーで自宅を埋め尽くしてきました。「その大部分は、手に入るすべてのAlexa対応デバイスを利用すること」だったそうです。

彼女が頼りにしているAmazonのデバイス3種類をご紹介します。

Echo Show 15(エコーショー 15)

バークさんはキッチンには凝りました。料理する環境を充実させるために、彼女はEcho Show 15とAlexa対応のレンジや電気鍋、オーブン、ノンフライヤーをつなげ、「誰でも使えるキッチン」を創りました。また、Echo Show 15から他のAlexa対応のスマート家電を操作したり、友達とビデオ通話したり、Show and Tell機能(日本未提供)を使って料理をしたりしています。「Alexaはアシスタントシェフのように頼りになるから、キッチンで何でもできます」とバークさんは言います。

Ring Video Doorbell(リング ビデオ ドアベル)

「大都市に住んで世間の注目を集めている自分に安全は最優先事項」と言うバークさん、Ring Video Doorbell は特に助かるそうです。彼女は、ビデオドアベルについて初めて聞いたとき、そうしたデバイスが自分にどう役立つのか迷いました。しかし今では、誰かが荷物を落としたり、ドアのそばを歩いたり、家を出たりすると、チャイムで知らせてくれるので安心できる、と言います。また、「アレクサ、玄関のカメラを見せて」とEchoデバイスやスマートフォンから話しかけて、訪問者を確認したり、ドアベルのマイクとスピーカーを通じて双方向で会話をしたりしています。

Fire TV Stick 4K Max

バークさんは幼いころ、当時のテクノロジーでは、テレビで観たいものを自分で選ぶことができなかったと言います。そうした彼女がいま感謝しているのは、自分の声で簡単にテレビ上のエンターテイメントを選べる Fire TV Stick です。彼女は、画面上の動きを聞くことができるオーディオディスクリプション機能も活用しています。

バークさんは、「私にアクセシビリティの選択肢がなければ、自由を失ってしまいます。ソファに座ったままで、VoiceView 機能やAlexaを使ってPrime Videoやストリーミングサービスを自分で操作できるなんて、最高に気持ちがいいし、今までできなかったことですよ」と話します。

すべての人のための設計はすべての人を助ける

A headshot of Molly Burke.

これまでにアクセシブルなテクノロジーは大幅に改善されたものの、新製品の設計・製造にすべての顧客のことを考えない企業は、逆にアクセシビリティのギャップを広げる可能性があるとバークさんは言います。

「Amazonのような企業がすべての人を念頭に置いて設計を続けると、すべての人が暮らしやすくなりますね」

*本記事は2023年2月9日に米国のAbout Amazonに掲載された記事を日本語に翻訳したものです。

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