「母に手紙を書いたのは、大人になって以来初めて。少し照れくさかったですが、この機会に感謝の気持ちを伝えられたらと思いました」
「実はこの商品、現役の大学生のアイデアから生まれました」と話すのは、サッポロビールの広域流通本部 広域営業統括部の木口璃花(きぐちりか)さんです。
5月12日の母の日に向けて、Amazon限定で販売される特別なギフトの1つが、【Amazon.co.jp限定】[世界に一つだけのオリジナルプレゼント]ヱビス2種 陶器タンブラー付き[350ml×8本]。サッポロビールの人気商品「ヱビスビール」と「ヱビス華みやび」に特製の「陶器製タンブラー」が付いたセットで、付属の「らくやきマーカー」でオリジナルのメッセージ入りタンブラーが作れるという一品です。
アイデアの発端となったのは、サッポロビールが定期開催している学生インターンシップ。就職活動支援の一環として2017年から実施し、年に7回程度、毎回異なるテーマに沿った講義やグループワークを行っています。
そのインターンシップにAmazonが協力したのは2018年11月のこと。テーマは「ECサイト向けの商品を企画する」で、特別ゲストとしてアマゾンジャパンの酒類事業部でシニアバイヤーを務める森川卓(もりかわすぐる)さんが参加しました。
「サッポロビール様のインターンシップで、学生の皆様にAmazonの話をしてほしいとオファーをいただきました。喜んでお引き受けすると同時に、やるからには形に残るものを生み出したいと思い、Amazon.co.jpでの商品化に向けたプログラムを組みましょうとご提案しました」と森川さんは当時を振り返ります。
プログラムでは、まずはヱビスビールやAmazonに関する講義の後、参加した約40名の学生が6チームに分かれて商品を企画しました。企画のコンセプトは「母の日に贈りたいギフト」。それぞれがグループワークの中でアイデアを出し合い、最終的にはパッケージのイメージ図まで描いて全員の前で発表したと言います。
「私が学生の皆様にお話ししたのは、Amazonが目指す『地球上で最もお客様を大切にする企業』というビジョンについて。この場合のお客様とは、プレゼントを受け取るお母さんであり、プレゼントを渡す側の人たちでもあります。皆さん自身がどんな贈り物をしたいか、どうやって受け取る人に喜んでもらいたいのか、そういった素直な気持ちを大切にしながら自由な発想でアイデアを出してくださいとお伝えしました」(森川さん)
最終的にチームごとに発表したアイデアの中から、参加した学生たち全員の投票によって優秀作品を決めます。見事1位に選ばれたのは、「家族で乾杯!」というコンセプトの企画でした。
「ヱビスビールにタンブラーを付けて、お母さんと家族みんなでの乾杯をプロデュースするというものです。奇抜な商品を作ったり、飲み方にこだわったりするのではなく、家族での乾杯という『場面』を提供するのが斬新なアイデアでした。コミュニケーションの場づくりは、お酒が提供できる本来の価値であり、そこに参加者の学生さんたちは共感したのだと思っています」(木口さん)
「学生のアイデアを元に商品化を進めたのは、インターンシップとしては今回が初めての試みでした。本当に実現できるのかと、社内で不安の声があったのも事実です。アイデアを出すのも学生、選ぶのも学生ですから」と木口さんは言います。
「インターンシッププログラムから生まれたアイデアをもとに商品化していただくにあたってはサッポロビール様には色々とご無理もお願いしてしまいましたが、Amazonとして私たちはいつもお客様の目線を何よりも大切にしているので、今回のカスタマー重視のプロジェクトに一切の不安はありませんでした。結果的には学生の皆様から次々と新しい発想が生まれ、それをサッポロビール様が商品開発につなげてくださり、すばらしい商品の発売に至ったと非常にうれしく思います」(森川さん)
木口さんがタンブラーに込めたメッセージは「やさしいお母さんへ いつも本当にありがとう」。
「私自身、結婚して実家を出てしまった今では母に会う機会が少ないです。こうして母に手紙を書くのは、実は今回が初めて。普段は気恥ずかしくて伝えられない感謝の思いを、陶器に乗せて届けたい。母の日にヱビスビールがあることによって、家族と過ごす大切な時間をつくるお手伝いができればと思っています」(木口さん)
Amazon.co.jpでは、5月12日の母の日に向けた「母の日特集2019」を展開中です。「母の日にサプライズを」をテーマに、フラワーギフトなどの定番品からAmazonでしか購入できない限定販売ギフトまで、いつもお世話になっているお母さんを喜ばせるようなサプライズギフトを各種ご紹介しています。