謹んで新春のお慶びを申し上げます。
今年は日本にとって2回目となる、夏季オリンピックとパラリンピックが開催される年です。この2020年の幕明けを、たくさんの方が心待ちにしていらっしゃったことでしょう。世界が日本に注目し、多くの方たちが日本を訪れる素晴らしい機会となることを私も楽しみにしています。
そして今年、Amazonは、米国・シアトルで事業を始めてから25周年、日本では20周年を迎えます。
これまで歩みを進めてこられたのは、Amazonのお客様、ビジネスパートナーの皆様、Amazonが所在する地域の皆様、そして共に働く社員の皆様のご支援があったからこそです。皆様のこれまでのご支援に心より感謝を申し上げます。
その想いを込めた20周年のロゴと「感謝をずっと、笑顔をもっと。」という言葉を胸に、今年1年、社員と共に皆様に感謝をお伝えし、より多くの笑顔をお届けしていきたいと思います。
創業当初からAmazonは、「地球上で最もお客様を大切にする企業になること」を目指し、常にお客様を中心に考え、より良い社会の実現のためにイノベーションを続けてきました。
それは、日本政府が提唱する未来社会のビジョン、Society5.0にもつながると考えています。Society5.0は、先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れ、経済発展と社会的課題の解決を両立していく新たな社会であり、イノベーションで創出される新たな価値により、地域、年齢、性別、言語等による格差がなくなり、個々の多様なニーズ、潜在的なニーズに対して、きめ細かな対応が可能となる人を中心に据えた社会です。
Amazonはこれからもイノベーションを続け、Society 5.0の実現のため、そして日本のさらなる成長に微力ながら貢献していきたいと考えています。
昨年、Amazonは、気候変動対策において新たなアクションをおこしました。それは、パリ協定の達成目標である2050年よりも10年早い、2040年までに炭素ゼロ(二酸化炭素排出量の実質ゼロ化)を達成する気候変動対策に関する誓約に、企業として一番最初に調印したことです。すでに実現に向けて活動を開始しており、2024年までに再生可能エネルギーの電力比率を80%、2030年までに100%達成するよう取り組んでいきます。
Amazonは今年も皆さんと共にさまざまな活動を通じて、イノベーションを実現していきたいと思います。
最後に改めまして、皆様のご支援に感謝を申し上げますとともに、2020年の皆様のご健康とご発展を祈念いたします。
毎日が新たな1日であるように。“It’s still Day One.”
今年も何卒よろしくお願い申し上げます。
2020年 元旦
アマゾンジャパン合同会社 社長
Jasper Cheung