11月12日情報追加:初映像となる本予告および場面写真を公開

10月23日 情報追加:第3弾追加キャスト発表。荒木飛羽・山中柔太朗・黒崎煌代・松本怜生・秋谷郁甫、最旬若手俳優たちが集結。美術監修およびティザービジュアルのアートディレクターとして、人気アーティストの清川あさみ氏が参加

10月3日 情報追加:第2弾キャストとして、宮沢りえ氏、伊東蒼氏の出演が決定


Prime Video(プライム・ビデオ)は、Amazon MGMスタジオ製作の新ドラマシリーズ『人間標本』を、12月19日(金)よりプライム会員向けに世界配信することを発表しました。全5話構成の本ドラマを、一挙配信します。

『人間標本』は、『告白』『母性』『ユートピア』など数々の衝撃作を世に放ち続けるベストセラー作家・湊かなえ氏が、デビュー15周年を記念して書き下ろした同名小説を原作とする実写ドラマです。「イヤミスの女王」と呼ばれる湊氏が、10年来温めてきた【親の子殺し】というセンセーショナルなテーマに正面から挑んだ本作は、蝶の研究者である榊史朗教授が、息子・榊至を含む6人の少年たちを「人間標本」にしたと衝撃の告白から始まる、禁断のミステリーサスペンス。湊氏自身も「本当にイヤな物語」「一番面白い作品が書けた」と自負し、発売当初から「湊かなえの真骨頂」として大きな話題を集めました。
※読んだ後に嫌な気分になるが読み始めると止まらないミステリー

茶色い壁を背景に、グレーの柔らかそうな素材のシャツを着た人物の上半身。机のうえで両手を組み、笑みを浮かべている。
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穏やかな表情で狂気の犯行を独白するミステリアスな主人公、榊史朗(さかき しろう)役には、西島秀俊氏。数多の国際的評価を受けた『ドライブ・マイ・カー』(2021年)をはじめ、国内外の話題作に出演しキャリアを重ねる西島氏は、本作の主演を務めるにあたり、「この企画を知ったとき、是非参加したいと思いました。今回初めてご一緒する廣木監督、そして素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんとともに、映像化という挑戦の中で模索を重ね、完成に向けて進んでいます」と新たな決意を語ります。

薄いカーキ色のジャケットを着た人物が少し上を見つめているクローズアップ。緑のストラップを首にかけている。背景はぼやけた緑の自然。
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その息子、榊至(さかき いたる)役には、今年20歳を迎えたばかりの「歌舞伎界のプリンス」との異名をとる市川染五郎氏。本作が現代劇ドラマ初出演となり、西島氏と「親子役」で初共演を果たした市川氏は、「(湊かなえ先生の)世界観を廣木監督始め、映像界の職人達が実体化させる、その中に存在させていただけたことがとても刺激的でした。また、西島さん始めキャストの皆さまとも、新鮮な時間を過ごさせていただきました」と意気込みを語ります。

本作のメガホンを取るのは、大ヒットを記録した『余命1ヶ月の花嫁』(2009年)や、第46回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した『月の満ち欠け』(2022年)など、複雑な心理描写を巧みに映像化してきた名匠・廣木隆一監督。『母性』(2022年)以来2度目のタッグとなる湊氏と廣木氏は、「映像化を強く望み、最高のかたちで願いが叶いました。この作品が皆さまの目にどのように映り、どのような感情を抱かせるのか、楽しみにしています」(湊氏)、「原作を読んだとき、その深いテーマに圧倒されながらも、湊かなえ先生の鋭い人間洞察と蝶をモチーフにした美しい世界観に強く惹きつけられました」(廣木氏)、とそれぞれ喜びを語っています。

蝶に魅せられた榊史朗は、なぜ息子を含む6人の少年たちを「人間標本」にしたのか。その狂気の犯行の真相は複数の視点によって新たな真実へと姿を変えていく……。耽美と狂気の世界観が融合し、禁断の物語が交錯する極上のミステリーサスペンス。

主演/榊史朗(さかき しろう)役の西島秀俊氏は次のようにコメントしています。
「親子の底知れぬ愛情と葛藤、人間の業、芸術と狂気、美への渇望。湊かなえ先生の原作にはこれらのテーマが幾重にも織り込まれ、最初から最後まで予想を裏切る展開に驚かされました。この企画を知ったとき、是非参加したいと思いました。今回初めてご一緒する廣木監督、そして素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんとともに、映像化という挑戦の中で模索を重ね、完成に向けて進んでいます。二転三転する真実の先に浮かび上がる、深く濃密な人間ドラマを、どうぞご期待ください」

榊至(さかき いたる)役の市川染五郎氏は次のようにコメントしています。
「人間の尽きることのない欲望や闇を、人間は時に美しく感じてしまう。それはある意味、そういった欲望こそ人間そのものであるからだと思います。湊かなえ先生はその人間の本質を、時に目を背けたくなるような、それでいて読み進めたら止まらないゾクゾクする描写で描かれ、その世界観を廣木監督始め、映像界の職人達が実体化させる、その中に存在させていただけたことがとても刺激的でした。また、西島さん始めキャストの皆さまとも、新鮮な時間を過ごさせていただきました。ひとりでも多くの方にこの作品が届きましたら幸いです」

原作者の湊かなえ氏は次のようにコメントしています。
「子を持つミステリ作家として一番想像したくないテーマ「親の子殺し」に挑みました。同時に、デビュー時よりのテーマである「人は同じものを見ているのか」に、蝶の特性と芸術を重ねて描きました。文章で色や標本のデザインを表現するのは大変でした。だからこそ、映像化を強く望み、最高のかたちで願いが叶いました。この作品が皆さまの目にどのように映り、どのような感情を抱かせるのか、楽しみにしています」

監督の廣木隆一氏は次のようにコメントしています。
「父と子の複雑な愛情を軸に、人間の持つ美への執着を描く。原作を読んだとき、その深いテーマに圧倒されながらも、湊かなえ先生の鋭い人間洞察と蝶をモチーフにした美しい世界観に強く惹きつけられました。蝶やアートを通じて、愛情と狂気が交錯する世界を、丁寧に、そして大胆に描こうと心がけました。観てくださる方々がどう感じてくださるか、今からとても楽しみです」

Amazon MGMスタジオにてフランスと日本のオリジナル作品製作の責任者を務めるトマ・デュボワは次のようにコメントしています。
「新たに世界中のお客様に衝撃を届けられる作品を発表できたことを喜ばしく思います。人は何のために生き、どう愛するのか―湊かなえ先生が鋭い筆致で描いたこの永遠の問いに、私たちもドラマシリーズを通じて真摯に向き合います。西島秀俊さん、市川染五郎さんという比類なき才能、そして廣木隆一監督の卓越した演出力で、原作の魅力を最大限に引き出し、国境を超えて観る者の心に深く刻まれる作品をお届けします」

植物が茂る庭にたてられた白いフレームの中に白いスーツを着た男性と黒いスーツを着た男性が立っている。二人の間には「人間標本」と書かれたパネルがイーゼルに立てかけられている

8月13日に記者発表会が開催され、主演の西島秀俊さん、息子役の市川染五郎さん、原作者の湊かなえさん、廣木隆一監督が登壇し、作品の制作過程の様子などを語りました。

青い壁に「人間標本」の大きな文字。その前に4人の人物が並んでいる。4人の前には、青い蝶の羽をあしらった青いパネルがあり、白い字で「人間標本」と書かれている。
左から 廣木隆一監督、市川染五郎氏、西島秀俊氏、湊かなえ氏

西島さんは、狂気の犯行を告白する研究者、榊史郎役を演じられました。非常に難しい、複雑な役どころだったかと思いますが、どのように役と向き合われたのでしょうか。

西島秀俊:依頼をいただいて、すぐにこの企画に飛びついたんですけど、撮影前に準備を始めてみると、物語の構造が本当に複雑で、「この時は一体どうなってるんだ」って考えながら進めていったのですが、相談しながら監督の演出にお任せしていきました。きっと皆さんが見終わった後にもう1回見直したいと思っていただける作品になったと思います。役については、東大の矢後勝也先生に蝶のすばらしさや特性など、いろいろなお話をお聞きして、1歩1歩作品に向かっていたという感じです。

グレーの背景に、スーツ、シャツ、ネクタイすべて黒を着用している男性。右手を開いて前に出し、左手に持ったマイクには「人間標本」と書かれたプレートが付いている

息子役を演じられた市川染五郎さんはいかがでしたでしょうか。

市川染五郎:今回現代劇を演じるのが初めてでして、自分にとっても、大きな挑戦になるだろうなと思っていました。湊先生とは、私の叔母の松たか子が『告白』という作品の実写映画で、主演を務めまして。そういったご縁を感じ、お話を受けさせていただきました。

グレーの壁を背景に、マイクを持って話す人物の上半身。ベージュのスーツに白シャツを着用。右手に持ったマイクには「人間標本」と書かれたパーツが付いている。スーツのジャケットは同じ色で植物の刺しゅう入り。

現代劇のドラマに初出演ということですが演じる上で、どのような違いがありましたか?

市川:歌舞伎では、着物やかつらをつけているので、まずかつらをつけてないということが、逆に違和感といいますか、頭が軽いということが、不思議な感覚でした。普段の自分と役との切り替えでも、歌舞伎の時は、化粧をして、かつらをつけて、普段の自分とは全く違うビジュアルになった自分を見て、役のスイッチが入るんですけど。今回はビジュアル的には、その境目があまりないというところがとても不思議な感覚で新鮮な体験でしたね。

湊さんはすでに本作の映像をご覧になられていると伺っています。原作者からご覧になって、お二人の演技は、どのように映りましたでしょうか。

湊かなえ:第1話の開始10分ぐらいで、西島さんの表情を見ただけで、なにかすごいことが起こっていると感じました。西島さんはもう完全に榊教授で、あ、こういう言い方をしていた。そんな表情で語ってたんだって、逆に私が教えてもらうような感覚でした。それ以上に感動したのが、セリフのない場面の表情が1周目と2周目では見る側の捉え方が違って、いろんな方向に想像させてくれる表情が本当に素晴らしかったです。それから、西島さんと染五郎さんは本当に親子に見えました。ネタバレになるから、あまり言えないんですけれど、胸に迫るものがあり本当に素晴らしかったです。

監督はあまり自分からおっしゃらないので、私からお伝えしたいのですが、私は監督がつくる映像の美しさもぜひ皆さんに見ていただきたいです。

水色と紺色の壁を背景に、マイクを持って話す女性(湊かなえさん)。黒と紺が半々の服を着用し、胸ポケットに蝶の形のピン

今回西島さんと染五郎さんは、とても親密な親子を演じられました。共演した印象をお聞かせください。

市川:西島さんは現場で父親としてナチュラルにいてくださって、作品では描かれていない共に生きてきた過去が滲んでいるような感覚があり、本当にそれがありがたかったです。

グレーの壁を背景に、マイクを持って話す男性(市川染五郎さん)。ベージュのスーツに白シャツを着用。右手に持ったマイクには「人間標本」と書かれたパーツが付いている。スーツのジャケットは同じ色で植物の刺しゅう入り。

西島:素晴らしい俳優さんはたくさんいらっしゃいますけどが、本当に彼だけが持っている特別なものを感じていて、今回の役柄に合った無意識に放っている美しさというものを感じました。あと、すごくしっかりしている大人の部分と、ものすごく純粋な、子どもみたいな部分があり、台湾のロケでは蝶を追いかけていました。老成した部分と、本当に純粋な部分が同居していて、非常に魅力的な特別な俳優だと思います。また共演したいと思います。

青みがかったグレーの壁を背景に、スーツ姿の人物の男性(西島秀俊さん)。スーツ、シャツ、ネクタイすべて黒を着用している。左手に持ったマイクには「人間標本」と書かれたパーツが付いている。
グレーの壁の前で右手を振る2人の男性の上半身。左側の男性はベージュ色のスーツに白シャツ、右側の男性は黒いスーツに黒いシャツ、黒いネクタイ。
湊かなえの衝撃の新作を櫻井孝宏と早見沙織が朗読。オーディオファーストの新作に託した思いを湊かなえが語るインタビュー

第2弾キャストとして、宮沢りえ氏、伊東蒼氏の出演が決定

第40回日本アカデミー賞6部門受賞作『湯を沸かすほどの熱い愛』以来、9年ぶりとなる共演が実現
『紙の月』(2014年)、『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)など、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の映画賞を受賞した、日本を代表する宮沢りえ氏が本作で演じるのは、榊史朗(西島秀俊)の幼馴染で、有名画家の一之瀬留美(いちのせ るみ)。

夜間の屋外を背景に、腰掛けている人物。組んだ脚の上に右肘をのせて頬杖をついている。かすかに微笑むような表情。黒い帽子、紫色の上着、黒いパンツを着用。
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「色彩の魔術師」と呼ばれる留美は、史朗が研究する蝶と同じ「四原色の色覚」を持つギフテッドであり、彼女がある理由で史朗と、その息子・至(市川染五郎)を含む6人の少年たちを山小屋に集めたことから物語は展開します。

宮沢氏演じる留美の娘・一之瀬杏奈(いちのせ あんな)役には、先月20歳を迎えたばかりの伊東蒼氏が決定。

白い壁の室内に立つ人物のバストアップ。白く丈の短い上着と中に紺色の服を着用、右側を横目で見ている。人物の左側にレースのカーテンと薄い緑色のカーテン。
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宮沢氏が主演を務めた『湯を沸かすほどの熱い愛』では、複雑な家庭環境に置かれた役どころを当時11歳ながら圧倒的な存在感で見事に演じ切り、その後も映画『空白』(2021年)、『さがす』(2022年)、『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(2025年)など話題作での「怪演」が光る伊東氏。

本作では、天才画家の母を持ち、ある想いを胸に秘めた少女、杏奈として、物語をミステリアスに彩ります。二人が魅せる物語のカギを握る母娘のキャラクターにも期待が高まります。

『人間標本』の出演にあたって、宮沢りえ氏、伊東蒼氏からコメントが届きました。

一之瀬 留美(いちのせ るみ)役の宮沢りえ氏
「企画書を頂き、湊かなえさん×廣木監督×西島秀俊さんのお名前を見て、ほぼ出演を決めました。西島さんが、この作品に挑もうと思ったその訳を知りたいという好奇心もありました。画家として作品に挑むエネルギーにあふれた留美という女性を演じるのは大変でしたが、10年ぶりとなった伊東蒼ちゃんとの親子のシーンを重ね、留美という役を掴んでいけたと思います」

一之瀬 杏奈(いちのせ あんな)役の伊東蒼氏
「撮影中、純粋な憧れや愛情が激しさを増した時に、思いがけず涙があふれたり、体の内側から渦を巻くように湧いてくる感情に驚いたことを覚えています。どんなふうになるのか、私自身楽しみにしながら撮影していたいくつものシーンが、私の想像を超えて鮮やかに、恐ろしくも切なく、映像化された本作に参加できたことが、とてもうれしいです。皆様の元へ届く日がとても楽しみです」


第3弾追加キャスト発表。荒木飛羽・山中柔太朗・黒崎煌代・松本怜生・秋谷郁甫、最旬若手俳優たちが集結

青い背景に、白いシャツと黒いズボン着用の男性6人が重なり合うように横たわり、カメラを見つめている。画面全体にさまざまな色と模様の蝶が6匹配置され、右側に「湊かなえ 人間標本」の文字。
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今回発表となった5名が演じるのは、危うくも美しき少年たち。「色彩の魔術師」と呼ばれる世界的アーティスト・一之瀬留美(宮沢りえ)に芸術的才能を見出された彼らは、それぞれが異なる資質と優れた色彩感覚を持っています。榊史朗(西島秀俊)の息子・至(市川染五郎)もまた、写実的な作品を得意とした絵画の才能に秀でており、少年たちと共に留美主催の絵画合宿に参加することに。山奥にひっそりと佇む留美の別荘に集まった6人の想いが交錯する中、留美の口から合宿の「ある目的」が告げられた時、悲劇の幕が開きます。

「二原色の色覚」による独創的な世界を白と黒の水墨画で描く白瀬透(しらせ とおる)役には、8歳の時スカウトされて2014年俳優デビューを果たし、大河ドラマ『西郷どん』(2018年NHK)、『あなたの番です』(2019年 NTV)、映画『あのコはだぁれ?』(2024年)など軒並み話題作で注目を集める荒木飛羽氏。

白いドアとベージュの壁、観葉植物が見える室内で、白いシャツを着た若い男性のアップ。髪の毛は黒で、襟足が少し長めの髪型。
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普段は物静かだが、胸に秘めた熱い魂を赤色のバラで鮮やかに描き出す赤羽輝(あかばね ひかる)役には、映画『BADBOYS-THE MOVIE-』『君がトクベツ』、W主演映画『純愛上等!』(2026年)など、多くの話題作に立て続けに出演し、俳優としての活躍の幅を躍進的に広げながら、5人組ダンスボーカルグループ「M!LK」のメンバーとしても活動中の山中柔太朗氏。

ベージュ色の壁、グレーのカーテンを背景に、白いシャツと白いカーディガンを着た若い男性のアップ。髪の毛は茶色がかった金髪のショートカットで、左肩の奥に黒い帽子が見える。
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不遇な境遇に縛られず、ダイナミックなウォールアートを得意とする石岡翔(いしおか しょう)役には、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』(2023年 NHK)での鮮烈な俳優デビュー以降、『見はらし世代』(2025年)での映画初主演ほか4本の出演作品が今年公開を迎え、勢いに乗る黒崎煌代氏。

ベージュの壁と石造りの暖炉を背景に、白いジャケットを着た若い男性のアップ。茶色く染めた短い髪、右耳にカフスのピアスが1つ。右斜め上方を見つめている。
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難関美術予備校に通うエリート、独創的な青色の世界を描くことが得意な深沢蒼(ふかざわ あお)役には、連続テレビ小説『おむすび』(2024年 NHK)での「風見先輩役」で一躍注目を集め、俳優デビュー3年目にして大河ドラマ『豊臣兄弟!』(2026年 NHK)への出演も控える松本怜生氏。

リビングのような室内、白い服を着た若い男性のアップ。少し上を軽く見上げて微笑んでいる。背景に間接照明と木製の家具、窓が見える。
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「BW(Black and White)」という名ですでに世間から注目を集め、文字の無い新聞で人の悪意を風刺画として描くことが得意の黒岩大(くろいわ だい)役には、映画『ブルーピリオド』(2024年)での好演に加え、映画『この夏の星を見る』(2025年)、ドラマ『良いこと悪いこと』(2025年 NTV)と快進撃を続ける秋谷郁甫氏。

白いレースのカーテンがかかった窓を背景に、白いパーカーを着た若い男性のアップ。男性の右側にベージュの壁と間接照明、グレーのカーテンが見える。
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本作の世界観を作り上げる美術監修およびティザービジュアルのアートディレクターとして、人気アーティストの清川あさみ氏が参加

写真に刺繍を施す独特な手法で一躍注目され、ドラマ『大奥』(NHK/23)で手掛けたビジュアルも大きな話題に。美術作品の他、衣装、広告、映像、空間デザイン、プロダクトデザインなど幅広く活躍を続け、「美しい瞬間」を独自の世界観で鮮やかに切り取ることに定評のある清川氏は、本作への参加にあたり、「湊かなえさんの世界を形にしていくことが何より嬉しく、この挑戦に関われることへの高揚感がありました」と喜びとともに期待高まる手応えをコメントしています。

そして、新たに発表された5人のキャストと美術監修・アートディレクターを務めた清川あさみさんからコメントが届きました。

白瀬 透(しらせ とおる)役の荒木飛羽氏
「幼い頃に湊かなえさんの作品に出演させて頂いたことがあり、また母が湊かなえさんの大ファンで、母の本棚には先生の作品がたくさん並んでいたので、幼い頃からたくさん影響を受けてきた湊かなえさんの作品に、また出演させて頂けたことが本当に嬉しかったです。演じた白瀬透は特別な目を持った、白と黒の二色の世界で生きてきた青年です。子供の頃のある出来事がきっかけで抱いた母親への強い思いをどう表現するか考えながら演じました。結末が最後までわからないスリリングな展開と、親子の絆や愛を感じられる物語を是非皆さんにも楽しんでいただきたいです」

赤羽 輝(あかばね ひかる)役の山中柔太朗氏
「何度も予想を裏切られる展開と人間の深い愛情と狂気に全く休むことなく見入ってしまう作品だと思います。蝶で表現されているのがこの作品の特徴だと思いますが、実写化するにあたりプロフェッショナルの皆様により華麗に描かれていて、僕自身もすごく楽しみです。現場では毎日吸収することが多く、悩むことがありつつも、それがすごく幸せでした。輝という役は「ステージ」というところにポイントがあり、普段音楽活動をしている僕自身とも重ねながら役作りをしてこの作品に臨みました。皆様の感想がすごく楽しみです!」

石岡 翔(いしおか しょう)役の黒崎煌代氏
「湊かなえ先生×廣木隆一監督という最高のタッグによる作品に出演できたことを、本当に光栄に思います。作中で後継者争いを繰り広げる6人の関係性は、俳優という同じ世界で生きる私たち自身の関係にも重なり、刺激的でした。才能、愛、欲望が複雑に絡み合い、現実と虚構が交錯する世界。ぜひ、その人間の深淵を味わってください」

深沢 蒼(ふかざわ あお)役の松本怜生氏
「『美しいものを永遠に残したい』誰もが一度は抱く幻想だと思います。その美への執着が生み出す芸術と犯罪の境が溶けていく過程には、狂気的でありながらどこか理屈では説明できない美しさがあります。そんな湊かなえ先生の耽美的なホラーの世界を、廣木監督をはじめとする素晴らしい制作・キャストの皆様と映像化できたこと、そこに自分が存在できることを、一俳優として誇りに思います」

黒岩 大(くろいわ だい)役の秋谷郁甫氏
「『人間標本』という猟奇的かつ神秘的な芸術作品。この作品が生み出されるまでに、たくさんの愛が詰まっている事を感じながら参加させて頂きました。また、魅力的な本作の中で、黒岩大として生きられたこと、本当に幸せでした。そして西島さんをはじめとする素敵なキャスト・スタッフの方々とご一緒できたこと、光栄です。配信まで今しばらく、お待ちください」

美術監修・アートディレクターを務めた清川あさみ氏
幾重にもレイヤーが重なり、果たして実現できるのか——。気が引き締まる思いでしたが、湊かなえさんの世界を形にしていくことが何より嬉しく、この挑戦に関われることへの高揚感がありました。「標本」は、生と死、美と恐怖のあわいにある存在です。それぞれの見えない痛みや願いが封じ込められたその空間に、静けさの中の美しさを描きたいと思いました。その繊細な境界を、美術監修とメインビジュアルの両面から表現しています。


初映像となる本予告および場面写真を公開

「お聞かせしましょう、なぜ私が美しい少年たちを標本にしたのか」。西島秀俊が見せる、かつてない「怪演」。微笑みに隠された歪んだ愛に息を呑む予告編が公開

『人間標本』 OFFICIAL 本予告|プライムビデオ

解禁された本予告は、蝶研究の権威である大学教授・榊史朗(西島秀俊)が放つ、「人間標本は私の作品です」という衝撃のひと言から幕を開けます。山の中で発見された六人の美少年の遺体。彼らを殺害し、「人間標本」として世に知らしめた犯行を認め自首した史朗。彼が追い求めた「美を永遠に留める」執念は、最愛の息子すらも巻き込む狂気へと変貌します。

映像中盤では、これまでベールに包まれていた史朗の息子・至(市川染五郎)のおぞましくも美しい「標本姿」が明らかとなり、動機を迫る刑事に対して、「貴方、やっぱり何も分かってない」と冷笑する史朗の姿が映し出されます。「色彩の魔術師」と呼ばれる世界的アーティスト・一之瀬留美(宮沢りえ)と娘の杏奈(伊東蒼)、芸術的才能に恵まれた少年たち(荒木飛羽、山中柔太朗、黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫)、そして、父を慕う至。それぞれが胸に秘めた想いが交錯し、悲劇の物語は予想をはるかに超える衝撃展開へと進んでいきます。取調室で静かに微笑む史朗が語る、驚愕の犯行。彼の本質は、異常殺人者か、至高の芸術家か――。

初の親子役に挑む、西島秀俊氏、市川染五郎氏を映したキービジュアル・場面写真7点を一挙公開

青い花、青いスパンコールのついた大きな青い蝶を背景に、2人の男性の上半身。左側の青年は白シャツ、右側の男性は濃紺のスーツと白シャツで、青年の肩に手を伸ばしている。前面に「人間標本」の文字。
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本作の美術監修・アートディレクターを務めた清川あさみ氏による蝶の刺繍が施されたキービジュアルには、儚げな表情を浮かべる西島秀俊氏、市川染五郎氏演じる榊親子の姿が映し出されています。蝶の世界に魅了され、最愛の息子までも標本に変えてしまった史朗。彼が手を伸ばすその先に待ち受ける運命とは。

併せて解禁された場面写真では、笑顔を見せる至と、どこか固い表情でこちらを見つめる史朗の対照的な親子カットや、美しく儚い標本姿となった至など、本作ならではの耽美な世界観が凝縮。湊かなえ氏が長年温め続けてきた、禁断の物語が交錯する極上のミステリアスな物語への期待を高めています。

花咲く森の道が奥に続く風景画を背景に、2人の男性の上半身。左側は黒いスーツの若者で、右側は濃いグレーにストライプが入ったスーツの男性。
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青緑と乳白色がマーブルのようになった壁を背景にポーズを取る青年の裸の上半身。斜め上を見上げて顎を少し上げ、右腕を上に上げ、左腕は横に伸ばしている。
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アトリエのような室内で、大きなキャンバスに向かう画家の女性。筆を持った女性を、カメラマンが撮影、右端のアシスタントは丸いレフ版を持つ。左端に、壁の前に立って撮影を見ている少女。
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木々が茂る山、奥の方の平屋や納屋を背景に、前庭らしき敷地内に建つ5人の若者たち。デザインの異なる白い長袖の上衣を着用し、水色や紺、黒など異なる色のパンツを履いている。
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薄暗い取調室で机を挟んで対峙する2人の男性。左側はブルーグレーのシャツ、右側はグレーのスーツを着用。2人とも机の上で両手を組んでいる。机の奥側に複数の写真が並ぶ。奥に立ち会いの男性。
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広い室内に集まった9人の人々。右端の階段の途中に立つ、ガウン着用の人物に他全員の視線が集まる。うち5人は椅子やソファに腰掛け、3人は立っている。ベージュの壁にはカラフルな絵画が3点。
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青い壁に取り付けられた黒い長方形のパネルに、人間の左手がのっている。手の平の中央に灰色の石のようなもの、指先に大きな青い蝶が羽を広げている。
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あらすじ

盛夏の山中で発見された六人の美少年の遺体――自首したのは有名大学教授で蝶研究の権威・榊史朗だった。幼少期から蝶の標本作りを通し、「美を永遠に留める」執念に取り憑かれた男は、最愛の息子までも標本に変えてしまう。蝶に魅せられた史朗は、なぜ事件を起こしたのか。その狂気の犯行の真相は、複数の視点によって新たな真実へと姿を変えていく……。

原作『人間標本』について

人間も一番美しい時に標本にできればいいのにな――。
ひどく損壊された6人の少年の遺体が発見されると、社会はその事件の異様さに衝撃を受けた。大学の生物学科で蝶の研究をする榊史朗は、蝶の世界を渇望するあまり、息子を含む6人の少年たちを手にかけたと独白する。蝶に魅せられ、禁断の「標本」を作り上げたという男の手記には、理解しがたい欲求が記されていた……。耽美と狂おしさが激しく入り乱れる、慟哭のミステリ。角川文庫版『人間標本』2025年11月21日発売予定。

黒い背景に白抜きで「人間標本」の文字。漢字4文字はいずれも不規則に分断されたようなデザインで、今にもバラバラになりそうな状態。
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『人間標本』

配信開始日:2025年12月19日(金)より世界配信開始
話数:全5話 ※一挙配信
出演:出演:西島秀俊 市川染五郎 伊東蒼
   荒木飛羽 山中柔太朗 黒崎煌代 松本怜生 秋谷郁甫
   宮沢りえ 
原作:湊かなえ 『人間標本』(KADOKAWA)
監督:廣木隆一
美術監修・アートディレクター:清川あさみ

※配信内容・スケジュールは予告なく変更になる場合があります。
※作品の視聴には会員登録が必要です(Amazonプライムについて詳しくはamazon.co.jp/primeへ)。

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