2018年9月19日にオープンしたAmazonの新オフィスは、その日の業務内容に合わせて働く場所を選ぶことができるフリーアドレスを採用しているほか、礼拝室、搾乳室、マッサージ室、オールジェンダー向けのシャワールームなど、ダイバーシティに配慮した働きやすい職場環境を整えています。
今回は、そのAmazonの新オフィスをご紹介します。

Amazonの新オフィス: 多様性と働きやすさを追求

グリーンが特徴のオフィス空間
新オフィスは、JR目黒駅前の目黒セントラルスクエアの17階から27階を使用しています。都心のビル内でありながら、多様性の象徴としてこの新オフィスには、実に600種以上の植物が植えられています。無機質なパーティションとは違い、植物は空気と光をさえぎることなくスペースを区切りつつも、同時につながりを保つことで、開放的な空間を作り上げています。
また、壁にも工夫を凝らしていて、直線ではなく曲線で空間を区切ることで、空間にリズムを生みだしています。1人で集中できるプライベートブースやグループ作業に適したスタイルの席、立ったまま仕事ができるデスクなど様々な作業スペースが用意されています。
アマゾン ウェブ サービスジャパン社長の長崎忠雄がオープニングのイベントで話した通り、新オフィスは「迅速な意思決定を、迅速に行動に移すことにより、迅速にお客様にとって最適な結果を導き出すことを可能する、非常にユニーク」な社員の想像力と生産性の向上を支援するオフィスとなっています。

様々なスタイルの席があるカフェテリアとスムーズな支払いを実現する「ポイペイ」
最上階にあるカフェテリアには、様々なコンセプトに基づいたスタイルの席が用意されていて、その日の気分に合わせて好きな場所で食事を楽しむことができます。
畳スペースや囲碁、オセロなどが楽しめるテーブル、靴を脱いでくつろげるリラックススペースもあり、食事を楽しむだけでなく、しっかりとリラックスできる場を提供しています。
また、支払いのレジシステムにはゴミや食べ残しを捨てて(「ポイ」して)、すぐ支払いができる(「ペイ」できる)「ポイペイ」を導入。ゴミの分別については、言語以外でも確認できるユニバーサルデザインの視点を入れました。また、支払いにはAmazon Payとクレジットカードの利用に限定し、現金を使わないキャッシュレス化を進めました。支払いブースでは食事を終えた後に、トレーごと食器を置くと、購入した品目が自動的に計算され支払額が表示されます。時間が集中しやすい購入時ではなく、食事が終わった後に支払いをすることで、混雑を回避できるため、時間を効率的に活用できるように配慮されています。

社員の体と心のケアとダイバーシティに配慮
また、社員の心と体のケア、そしてダイバーシティに配慮してあることも特徴です。
社員が自由に使える礼拝室、平日12時から19時半まで専門のマッサージ師が常駐しているマッサージスペース、体調の悪い方が休むことのできる休憩室、子育て中の社員向けの搾乳室、短時間の昼寝ができるクワイエットルームなどがあります。

また、各オフィスフロアには、簡単なストレッチができる器具やぶら下がり棒、バランスボールなどの器具があり、社員は勤務中にこれらのスペースを自由に使うことができます。ヨガが出来る鏡張りのエクササイズスペースやオールジェンダー向けシャワールームもあり、エクササイズで一汗かいて、リフレッシュすることもできます。

東京で3つ目の拠点となった新オフィスからも、新たなインスピレーションを得ながら、Amazonは“地球上で最もお客様を大切にする企業であること”を常に目指してまいります。