「仕事に対するパッションを持ちながら、ロジカルに考えることができる人たちと一緒に働くことで、自分も成長し続けていきたいと思います」
Amazon社員 オペレーションズ部門 ファイナンスアナリスト 武内尚子さん

Amazonの物流拠点、フルフィルメントセンター(FC)は、Amazonで販売する商品の入荷・保管、そしてお客様にお届けする商品を保管場所から集め、梱包し、配送会社へ出荷するまでを行うAmazonの心臓部ともいえる場所。多種多様な種類の商品を効率よく保管し、速やかにお客様のもとへ商品をお届けできるよう、日々変化する状況に対応しながら改善を続けている。

武内尚子さんは、Amazonのオペレーションズ部門の新卒社員として入社して4年目だが、すでに多様な経験を積んできた。

日本で生まれ、4歳でアメリカに渡った彼女は、そのままアメリカの大学に進学。卒業まで1年となった時に、アメリカで毎年開催されている日本語と英語が話せる人材のための就活イベント、ボストン・キャリアフォーラムに参加しアマゾンジャパンに興味を持った。

「在学中にいくつかのインターンシップを経験したことで、データを分析し、それを現実の世界に結び付けることに強い興味を持ち始めていました。ボストン・キャリアフォーラムでAmazonはデータに基づいて常に改善を行っている企業だと知り、アマゾンジャパンのインターンシップに応募しました」

「日本語よりも英語で考え、話すほうが話しやすい」という武内さん。就職を考えるなかで、新卒のうちにしっかりと社会人として通用する日本語の基礎を学びたいという思いから、日本で仕事をする道を探し始めていた。

Amazonを支える物流拠点での仕事
Amazon社員 武内尚子さん

小田原FCでのインターンシップは、夏休み期間中の10週間にわたって行われた。同じインターンたちとFC内の業務について現場で学び、改善点を見つけ、改善方法を提案するまでを行った。

「期間が限られていたため、自分が提案した改善活動を最後まで見守ることができなかったのが残念だったので、業務として最後まで見届けたいと思いました。また、出会ったAmazonの人たちが、尊敬できる人たちだったので、入社するならAmazonだと思いました」

2016年6月に入社すると、アメリカ、アリゾナ州フェニックスにある巨大なFCでの研修が始まった。そして入社4か月後にはFCのスタッフを取りまとめるピープル・マネージャーの職に就き、約400人の部下を持つマネージャーとなった。

「最初はわからないことだらけで、質問されても答えられなかったのが、悔しかった」という武内さんだが、スタッフへのアドバイス方法やモチベーションをあげる方法を考え、見事にこの局面を乗り切った。

「年齢も経験も自分より上の人たちを取りまとめなくてはならなかったので、つねに謙虚でいなければいけないと思いました。わからないことは正直に聞いて、みんなにアドバイスを求め、自分がロジカルに判断できるような状況を作りました。そうするうちに、最初は心を閉ざしていたスタッフの皆さんが、次第に相談してくれるようになったり、頼ってきてくれるようになったりしたことが何よりもうれしかった」と話す。彼女にとって大きな手ごたえをつかんだ経験となった。

アメリカでの半年間の研修を終えた彼女が赴任したのは、小田原FCだった。

「日本での最初の仕事は、エリア・マネジャーという職で、担当している部署の業務を現場で管理する仕事でした」

日々の生産管理を行い、出荷の各工程のバランスを調整する仕事で、アメリカでの仕事より、幅広い範囲をまかされるようになった。

「オペレーションとは何かということについて学び、広い視野で全体像が見えてきたという感じでした」

大きなプロジェクトにかかわった時に1年間の業務計画を立て、外部の協力会社と連携した経験などから、もっと大きな視野でオペレーションを見てみたいと考えるようになり、入社して2年半後、今年の春にファイナンス部門への異動を希望し、神奈川県に所在する川崎FCに配属された。

Amazonを支える物流拠点での仕事
Amazonの物流拠点。川崎フルフィルメントセンター

ファイナンス部門は、毎月発生するコスト管理などの会計的な業務から、FCの生産性に関する長期計画を立案するコンサルタント的な役割も担う。これまでの業務とは異なるため、大きな挑戦ではあったが、データを分析し、それを現実の世界に結び付けることに興味を持っていた彼女にとって、自分の興味と経験を生かせる当初の希望に一番近い仕事でもあった。

「物事をじっくりと考え、分析をする部署で新しいスキルを学んでいます。例えば、ある工程の生産性の低下を示すデータが上がってきたときに、その要因を探るために、現場で商品の大きさや、形状の傾向、作業工程を実際に見ることで、数字を見ているだけではわからない理由を突き止め、改善策を考えることができます」

今のところ、将来の具体的な目標はまだないという武内さん。しかしAmazonに入社したことで、働き方に対する考えが変わってきたという。

Amazonを支える物流拠点での仕事
川崎FCにはAmazon Roboticsが導入されている
川崎FCに導入されているAmazon Robotics。
川崎FCに導入されているAmazon Robotics。自動制御で商品棚を載せて動くことでスタッフの作業負担を軽減している

「以前の上司は、前職ではパンの商品開発をしていた方でしたし、コールセンターで働いていたという同僚もいて、今の仕事とは直接関係のない仕事をされてきた人が多いんです。過去の経験から得たスキルを活かして、新たな分野に挑戦している人が多いことを知って、自分の将来を考えるときに、今学んでいるスキルを別の分野でも活用できるんだなと考えるようになりました。仕事に対するパッションを持ちながら、ロジカルに考えることができる人たちと一緒に働くことで、自分もそういう人になれるよう、成長し続けていきたいと思います」

Amazonを支える物流拠点での仕事
川崎FC内の社員食堂

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