AmazonのFire TVを搭載したことにより、地上波、BS/CS、4Kなど通常のテレビ番組のほか、各種ストリーミングサービスも視聴できるスマートテレビ「FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ」が発売されてちょうど1年。節目のタイミングを迎えた「FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ」の開発に至る想いや背景、今後さらにお客様に楽しんでいただくための進化に向けた展望をご紹介します。

多様化するコンテンツ・視聴方法に合わせて、新しい選択肢を提供したかった

リビングに置かれたスマートテレビ「FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ」。画面にさまざまなコンテンツが表示されている

自宅にwifi環境と、HDMIポートの付いたテレビがあれば、テレビに接続するだけで、さまざまなストリーミングサービスをご自宅のテレビで視聴できるようになるAmazonのFire TVシリーズ。そのFire TVが、テレビと一体化したのがヤマダホールディングスとAmazonの協業により開発された「FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ」です。地上波、BS/CS、4Kなどの通常のテレビ放送のほか、インターネットに接続し、Prime Video(プライム・ビデオ)、Netflix、YouTubeなどの豊富なストリーミングサービスに対応。60万以上の豊富な映画作品やテレビ番組のエピソードも視聴可能。さらにAmazon Musicなどの音楽配信サービスを含む、さまざまなアプリも用意されています*1
*1サービスをご利用いただく際は、別途登録・契約や料金が必要な場合があります。

「FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ」が日本で発売された経緯について、Amazonデバイス Fire TV 事業部 事業部長の西端明彦さんは次のように説明します。

黒い「FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ」のリモコンを手に持つAmazonデバイス Fire TV 事業部 事業部長の西端明彦さん

「近年、動画コンテンツに対するお客様のニーズは大きく変化しています。新しい生活様式が生まれ、自宅にいる時間が増えたことで、ストリーミングサービスへの需要は高まりました。映画、ドラマ、アニメ、バラエティ、スポーツなどコンテンツの幅も広がりました。音楽やスポーツのライブコンテンツも登場し、サブスクリプションではないPPV(ペイ・パー・ビュー)による視聴オプションなども盛り上がりを見せています」

そして多彩なコンテンツが楽しめるストリーミングサービスが世間に浸透し、コンテンツの多様化とともに、視聴スタイルにも変化が起きています。

「例えば、今までは現地に足を運ばないと楽しめなかったスポーツの試合や音楽コンサートも、ライブ配信で自宅からリアルタイムで楽しむことが可能になりました。マルチアングルやライブ中の一時停止、再開など、ライブでありながら個人個人の細かなニーズや好みに合わせた視聴ができるようになっています。コンテンツを購入して好きなタイミングで視聴することもでき、ジャンルだけでなく楽しみ方のスタイルにも選択肢が生まれたことで、自宅での動画視聴の楽しみ方も多様化しました。コンテンツを中心とした使いやすさを追求してきたFire TVチームは、スマートテレビの需要の高まり、ストリーミングコンテンツのご利用拡大を受けて、幅広いお客様のニーズにお応えすべく、テレビ番組も含むよりたくさんのコンテンツからお選びいただける新たな選択肢として、『FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ』の開発に着手しました」

ヤマダホールディングスとAmazonの協業によって開発された「FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ」は、そうしたお客様のニーズにお応えするためのこだわりが詰まっています。

まず、テレビ番組もストリーミング動画もまとめて表示される、ホーム画面です。

「Fire TVシリーズはこれまでも常に、コンテンツを探しやすく、出合いやすく、コンテンツを中心としたユーザーインターフェースを目指してきました。今回は製品がスマートテレビということで、ストリーミングに加え、テレビ放送のコンテンツが加わりましたが、『FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ』でも、『コンテンツ中心』という点にはこだわり、ホーム画面に地上波、BS、CS、4Kなどのテレビ放送と、Prime Videoや、Netflixなどのストリーミングのコンテンツが同一画面上で並んで表示されるようにしました。テレビ番組やストリーミング動画という区別なく、コンテンツを俯瞰して見たい番組を探すことができるのです」

そして、そのこだわりは、リモコンに搭載された「ナビゲーションボタン」にも表れています。

黒い「FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ」のリモコン。テレビのリモコンに似ているが、少し細長く、先端近くに青い丸のAlexaのボタンがついている

「従来のFire TVシリーズにも使われている『ナビゲーションボタン』(リモコン上部の大きな黒い丸のボタン)という操作ボタンを『FUNAI Fire TVスマートテレビ搭載』でも採用しています。これによって、直感的な操作感で、コンテンツを探すことができます。そして、Amazonの音声サービス、Alexaを搭載しているので、リモコンのAlexaボタンを押しながらリモコンに向かって『(コンテンツ名)を検索して』『●秒早送りして』と、声で操作することが可能。快適に動画視聴を楽しめます」

また、テレビとしての機能性や操作感にもこだわったと西端さんは言います。

「思った以上によかった」「コスパがいい」お客様から寄せられた喜びの声

「FUNAI Fire TVスマートテレビ搭載』の発売から1年。今日に至るまで、Amazonのもとにはお客様からさまざまな感想やカスタマーレビューが届いていますが、西端さんとしてまずうれしかったのは、「思った以上によかった」という声が多く寄せられたことだと言います。

椅子に座り話しているAmazonデバイス Fire TV 事業部 事業部長の西端明彦さん 紺色のジャケットを着ている

「『FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ』は、あくまでも『テレビ』です。ですので、例えばリモコンに『番組表』ボタンを設置したり、録画機能を搭載したり、日本のテレビ放送の規格に合わせて開発をしたりと、テレビとしての基本性能や日本のお客様のニーズにはこだわって作っています。カスタマーレビューでも、その点に対する評価を多くいただいております。それに加えて、ストリーミングサービスをサクサクと快適に楽しめることや、Alexaを使った音声操作の利便性について触れるカスタマーレビューも多くありました。『Fire TVもサクサク動いて気持ち良い』、なかには『Alexaによる音声操作で新しいテレビのスタイル(が生まれた)』とカスタマーレビューをくださる方もいらっしゃいました。これまで日本になかったテレビを開発したという意識がありましたので、うれしい声でしたね。この価格でこの製品を購入できるという驚きから、『コスパがいい』という声や、『安いのに高性能』『安くてハイスペック』などが予想以上に多く寄せられていまして、高付加価値の商品をお求め頂きやすいお値段で提供し、実際ご購入いただいたお客様から満足いただけていることは、私たちも大変うれしく思っています」

また、購入いただくお客様のニーズもさまざまで、初めてテレビを購入する方の1台目として選ばれたり、ご家庭の中での2台目、3台目需要として購入されたりすることも多いそうです。

最後に、現在テレビの購入を検討されている方に向けて、あらためて「FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ」のおすすめポイントを聞きました。

店舗内のオレンジ色の台に「FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ」が5台並べられているそのうち4台はサイズが異なる

「『テレビ番組もストリーミング動画も、まとめて同じホーム画面に表示される』という利点や、シンプルで直感的なインターフェースは、ぜひその良さを実感していただきたいと思っています。ヤマダデンキの店舗では、実際にデバイスに触れることができるだけでなく、インテリアと一緒に『FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ』を展示している店舗もありますので、部屋に置いた時の雰囲気を見ながら選ぶことができます。ぜひ、Amazon.co.jp上の FUNAI Fire TV搭載スマートテレビの商品ページで商品をチェックしていただくとともに、お近くのヤマダデンキの店舗に足を運んでみてください」

「また、音声サービスのAlexaを搭載していることで、拡張的な使い方ができるのもポイントです。Alexa対応カメラの映像を呼び出してテレビに表示できるなど、スマートホームの用途でも使えます。テレビはリビングルームの中心にある家電なので、ぜひスマートホームの入口としても利用していただきたいですね」

今後も継続していくAmazonとヤマダホールディングスの連携

Amazonでは今後もヤマダホールディングスとの連携を強化し、スマートテレビ事業に引き続き力を入れていくとともに、Amazon.co.jp上にあるヤマダデンキのAmazon.co.jp上にあるヤマダデンキの商品ページや、ヤマダデンキの実店舗およびヤマダウェブコムなど、それぞれの販路を利用して、より多くのお客様に商品をお届けしていく体制づくりを進めていくと言います。

2023年2月1日、アメリカから来日したAmazon Device & Services担当、上級副社長のデイブ・リンプ(Dave Limp)がヤマダホールディングス本社とヤマダデンキ高崎店舗を訪問し、ヤマダホールディングスの山田昇会長と会談を実施。両者は、次のような意気込みを述べました。

「FUNAI Fire TV搭載スマートテレビ」の前で笑顔で握手をするAmazon Device & Services担当、上級副社長のデイブ・リンプとヤマダホールディングスの山田昇会長

Amazon Device & Services担当、上級副社長 デイブ・リンプ(Dave Limp)
「ヤマダ ホールディングスは私たちにとって素晴らしいパートナーです。実店舗販売により、販売員を通じてFUNAI Fire TV搭載スマートテレビがお客様の生活をいかに豊かにするかだけでなく、直感的に利用できるFire TVの使い勝手の良さや、製品が提供するエンターテイメント性の高さを知っていただいています。日本国内でのAmazonデバイス&サービス製品の展開はこれまで以上に重要であり、今後もお客様にFire TVの良質な体験を提供するため、引き続きヤマダホールディングスと協力していきます」

ヤマダホールディングス 山田 昇会長
「Fire TV搭載FUNAIスマートテレビの発売開始から約1年、販売は順調に推移しています。家電とハウジングの新しいコンセプトストアで、『スマートテレビ』を中心としたリビングルームに、スマートホーム機器と連動したライフスタイルを提案する展示も作り、お客様には大変好評です。ヤマダデンキは、家具インテリア、住宅を手掛け『暮らしまるごと』を提供しています。今後も弊社のコンセプトとストリーミングメディアプレイヤーの分野で世界的に実績があるAmazonと手を組み、さまざまなコンテンツを備えた高品質のテレビを魅力ある価格でご用意し、全国に約1,000以上ある実店舗での展示販売やオンラインでの販売を通じて、お客様の生活をより豊かにします」

両社の今後の展開にも、ぜひご期待ください。

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