glamazon Japan(グラマゾンジャパン)は、11月9日、目黒セントラルスクエアオフィスのカフェテリアにて、企業文化とダイバーシティを考えるトークイベント「Fireside Chat ~オフィスにあるグラデーションってなんだろう~」を開催しました。
glamazon Japan は、2017年4月に創設されたアマゾンジャパンで働くLGBTとそのアライ(支援者)の従業員ネットワークグループです。現在約300人のメンバーが参加しています。
イベントのテーマの「セクシュアリティのグラデーション」とは、多様なセクシュアリティ(性のあり方)を表しています。
身体の性、心の性、好きになる性、表現する性は、ひとりひとりそれぞれ違う組み合わせがあります。
ストレート(異性愛)女性、ゲイ(同性愛)男性、トランスジェンダー女性、バイセクシュアル(両性愛)女性、レズビアン(同性愛)女性、トランスジェンダー男性、バイセクシュアル(両性愛)男性、ストレート(異性愛)男性のように、「性別」という二者択一ではない人のあり方があり、オフィスの中でも、多様なセクシュアリティがあります。
Fireside chatでは、女装パフォーマーでライターのブルボンヌさんをファシリテーターにお迎えし、社内外のIT企業の6人のパネリストとともに、オフィスにある「グラデーション」について語り合いました。
glamazon JapanのステッカーをPCに貼ることも支援の方法の1つであるとして紹介されました。このステッカーを貼ることで、当事者がカミングアウトしているのかと誤解されるようなシーンもあるけれど、聞かれたことをきっかけに会話をして理解を広げるきっかけづくりにもなると話されました。
仮想通貨のベンチャー企業「QUOINE」に努める中島愛さんは、元Amazon社員で、glamazon Japanを立ち上げ、前代表を務めていました。「従業員グループを立ち上げるのはAmazonが2社目だった」と振り返り、草の根の活動の重要性を話しました。
glamazon Japanの現代表を務めるチョイ・ショーンさんは、「glamazon Japanは当事者以外のあらゆる支援者を拡大したいと思ってこの活動をしています。気が付かないところで、周りの人たちが性のあり方によって意識したり困ったりしています。日本でも多様な性のあり方を受入れる姿勢は出てきていますが、もっと自然に気づき、理解をする人を増やすために、気付いてもらうためのイベントを開催しました。」と話しました。