アマゾンジャパンでは5月15日の「国際家族デー」にちなみ、社員とそのご家族に日頃の感謝を込めてオンラインイベント「Amazon Family Day」を開催しました。
このブログではその内容をご紹介します。

今回の「Amazon Family Day」では、Amazonの目黒オフィスの中でも一番新しい、目黒セントラルスクエアの中を案内します。Amazonジャパンのジャスパー・チャン社長が、社員と家族に向けて感謝の挨拶を行った後、今年の「国際家族デー」のテーマ「Families and New Technologies」(家族と新たなテクノロジー)」にちなみ、Amazonが世に生み出した数々のイノベーションを紹介。Amazonが大切にしているDiversity(多様性)、 Equity(公平性)、Inclusion(包括性)についてのトークや、カナダ出身の落語家、桂三輝さんによる日本語と英語を織り交ぜたバイリンガル落語も披露されました。そして2020年末の「Amazon笑顔を届けようプロジェクト」でアーティストのMONKEY MAJIKが書き下ろしてくださったオリジナルソング『gift』のミュージックビデオでかわいいと評判のダンスのレッスンを組み合わせた、盛りだくさんのプログラムになっています。さっそくどんなイベントなのか、ご紹介していきましょう。

Amazonの内部を巡るオフィスツアーに出発

入館ゲートの横に消毒液とサーモグラフィカメラが設置されている。警備員がこちらをみている
3階の入館ゲート。手前に手指消毒液があり、来館された方全員に、必ず消毒と検温をしていただきます
アマゾンジャパンのオフィス 受付
お客様をお迎えする受付。アクリルパネルで感染予防対策を行っています
FCの床に貼られたマグロのイラスト。ソーシャルディスタンスを保つための2mをマグロで表現している
FCでは、ソーシャルディスタンスを保つための2mを表すマグロのイラストを床に貼って注意喚起
ソーシャルディスタンスに必要な2メートルを表すシール
オフィスにもソーシャルディスタンスに必要な2メートルを表すシールが床に貼られています
アマゾンジャパンの社員食堂 3Ma(サンマ)。感染予防のためにテーブルの上にアクリル板がおかれている
目黒アルコタワーにある社員食堂 3Ma(サンマ)。感染予防のためにテーブルの上にアクリル板が設置されています
アマゾンジャパンのオフィスの会議室。手指消毒液が置かれている
各会議室には手指消毒液と消毒ができるウェットティッシュが設置され、入室人数も従来の半分以下にしています

東京・目黒駅からすぐ近くの場所にある目黒セントラルスクエア。その17階から27階の11フロアをアマゾンジャパンのオフィスとして使用し、普段は約2000人の社員たちが働いています。

新型コロナウィルス感染症の流行以来、Amazonではリモート勤務を推奨しているため、オフィスに来る社員を通常の約10%に保つよう社員に協力を呼び掛けています。もちろん、仕事の内容によっては出社が必要になることもあります。そこで出勤した社員たちが安心して働けるように、徹底した感染予防の対策が取られています。

オフィスツアーの出発場所は、オフィスの入り口・エレベーターホール。ここでは、入館するすべての方に、手指の消毒と検温をお願いしています。

オフィス内の床のいたる所にソーシャルディスタンスを意識してもらうためのマークが貼られ、エレベーターに乗る時も一度に大勢が乗らないように、注意喚起がされています。また、オフィスのなかのあちらこちらに手指消毒液と、消毒ができるウェットティッシュが設置されているので、こまめに手やテーブルの消毒ができます。

物流拠点のフルフィルメントセンター(FC)でも、同じように対策がとられ、働くすべての人が安全に過ごせるように、そしてお客様へ商品を滞りなくお届けできるように努めています。

アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
アマゾンジャパン ジャスパー・チャン社長が社員の皆さんとご家族にごあいさつ。日頃の感謝をお伝えしました

エレベーターを降り、最初に到着したのは、21階の受付フロア。そこでは、アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長が出迎えてくれました。社員の皆さんとご家族に感謝をお伝えするとともに、Amazonが社員の安全を第一に考えていること、そしてAmazonのチャレンジ精神を象徴する言葉「It’s still Day One」(毎日がはじまりの日)に対する思いをお話ししました。

家族をつなぐAmazonのサービスと製品
オフィスツアーではAmazonならではのスペースも取り上げています。その一つが17階にあるAWS Startup Loft Tokyoです。ここは、Amazonのクラウドサービス、アマゾン ウェブ サービス(AWS)をご利用中のスタートアップ企業とデベロッパーの皆さんが利用できるコワーキングスペースで、平常時は100人以上のデベロッパーの皆さんが利用しています。

フロアの一角には、AmazonデバイスやAmazon Basicsなどの自社製品や、フルフィルメントセンター内で商品を自動で運搬してくれるAmazon Roboticsの模型、Amazonに注文した商品を指定の場所で受け取れるAmazon Hubロッカーも設置されています。

アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
17階には、AWSをご利用中のスタートアップ企業とデベロッパーの皆さんが利用するコワーキングスペースAWS Startup Loft Tokyo
台の上に置かれたさまざまな製品の奥にAmazonのロゴが見える
17階には、Amazonのさまざまな製品が展示されています
アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
フルフィルメントセンターで活躍しているAmazon Roboticsの模型。商品棚を載せてスタッフの元に持ってきてくれます
アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
好きな時に注文した商品を受け取れるAmazon Hubロッカー

今年の国際ファミリーデーのテーマは「Families and New Technologies」(家族と新たなテクノロジー)。Amazonでは、Prime VideoAmazon Music、そしてFire TVFire tablet、そしてAlexaを搭載したAmazon Echoシリーズなど、ご家族で楽しんでいただけるさまざまなサービスと製品を生み出しています。また、置き配やAmazon Hubなど、商品のお届けにおいてもお客様のご都合に合わせて選んでいただけるよう、イノベーションを続けています。

時代も国境も越える落語で実感したDEI
ツアーは、最上階の27階へ。カフェテリア内の障子と畳があるスペースでは、着物姿の男性・落語家の桂三輝(サンシャイン)さんが、AmazonのAudible(オーディブル)ビジネス・アドバイザーの逢阪志麻さんと楽しそうにお話ししています。この場所のテーブルは実は碁盤になっていて、囲碁が楽しめます。ほかの場所には、チェス盤と将棋盤も用意されています。

アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
目黒セントラルスクエア、最上階27階からの眺め
アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
27階のカフェテリアにある畳スペース。テーブルは碁盤になっている
アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
同じフロアにはチェスができるテーブルも
アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
息抜きをしたり、会議をしたり、自由に使えるスペースとなっています
アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
靴を脱いでくつろげるエリアには、インスピレーションを刺激するカラフルなデザインの椅子やソファーが
アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
27階のあちこちに隠されているAmazonのSmileロゴ。探すのも楽しい

逢阪さんが担当しているAudibleはいつでも音声でコンテンツを楽しめるサービスです。プロのナレーターや俳優が朗読した小説・児童書・ビジネス書はもちろん、お笑い・経済・ヒーリングなどのポッドキャストを聴くことができます。落語はAudibleの人気コンテンツの一つです。

桂三輝さんは、2008年に上方落語界の重鎮、六代桂文枝(当時は桂三枝)師匠に弟子入り。ニューヨークのオフブロードウェイでもロングランを続けるなど、海外でも活躍されています。江戸時代に生まれた落語が400年を経ても現代人にも笑ってもらえることを実感したことから、「時代を超えた落語は、言語も国境も超えます」と三輝さんが話すと、逢阪さんは、「国も言葉も超えて、誰もが楽しめる落語の普遍性は、Amazonが大切にしている『ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)』に通じますね」と話し始めました。

アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
Amazonが大切にしているDEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)についてトークを行ったAmazon社員逢坂志麻さんと落語家の桂三輝(サンシャイン)さん
逢阪志麻さん
逢坂志麻さん Audibleビジネス・アドバイザー

「現在、アマゾンジャパンだけでも50の国と地域から約8500名以上の人たちが働いています。Amazonでいうダイバーシティとはその人のスキル、経験、視野、文化的な背景の多様性を尊重することを指しています。エクイティは、その人の成長や昇進の機会の公平性。インクルージョンは、その人が能力を発揮でき、周囲との信頼関係が築けていて、そして尊重されていると感じる職場環境であること。その3つは一体となっているので、DEIと呼んでいます」(逢阪さん)

スロバキア系カナダ人であり、大阪弁を話すカナダ人でもある三輝さんは、自身のことを「DEIの塊(かたまり)」と称します。また、修業時代、日本の生活に不慣れで、日本語がまだつたない三輝さんに対し、文枝師匠は日本人の弟子と同じように接しました。言葉遣いやしぐさを厳しく直されたことは、とてもうれしかったそうです。

「DEIで言う多様性や公平性、そして包括性は、私の場合で言えば、日本語がわからないからやらなくてもいいと甘やかされることではありませんでした。すぐにはわからず、できなくても、日本人の弟子と平等に扱ってもらうことが結果的に将来、私のためになります。師匠はそのことをわかっていたから、私にとても厳しかったんです。師匠の深い愛情から生まれた教えのおかげで、今は自分らしい活躍の場を得られていると思います」(三輝さん)

和やかな雰囲気のなか、逢阪さんが三輝さんに落語を聞かせて欲しいとお願いすると、三輝さんは二つ返事で引き受けてくれました。

アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
27階のステージに特設された高座で、古典落語「桃太郎」をバイリンガル版にアレンジして披露していただきました
アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
袖の付け替えができる着物は三輝さんのオリジナル。今回のために特別な袖も用意してくださいました

金屏風を配した高座が作られたのは、同じフロアの一角にあるステージ。普段はイベントスペースとしても活用されています。そこで三輝さんは、古典落語の「桃太郎」をアレンジし、現代的な親子の様子をコミカルに日本語と英語のバイリンガルで演じてくれました。

感謝を伝えるハートの形を意識して笑顔でダンス
落語でたっぷり笑ったあとは、ツアーはそのまま同じ27階の奥のスペースへ。さまざまなデザインのおしゃれなイスやソファーが置かれているフリースペースを通り過ぎると、突き当りのトレーニングスペース「Gym」から音楽が聞こえてきます。Gymは社員が体を動かすために自由に利用できる床張りのスペースで、平常時は、社員の有志が講師を務めるヨガレッスンなどが行われています。入り口のカーテンを開くと、ダンスレッスンの風景が目に入ってきました。

アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア

聞こえてきた音楽は、MONKEY MAJIKの『gift』。昨年Amazonが日本でサービスを開始して20周年を迎えたことを記念して実施された「Amazon笑顔を届けようプロジェクト」のために書き下ろしていただいた曲です。

このビデオのミュージックビデオのダンスの振り付けを担当したダンサーのタシロ・リエさんと娘役として出演した、現在小学6年生の芦野莉愛(あしの・りあ)さんが一緒に、ダンスを教えてくれました。

アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
『gift』のミュージックビデオで娘役を演じた芦野莉愛(あしの・りあ)さん。ハートの形をしっかり見せるのがダンスのポイントと教えてくれました

「好きな振り付けは、最後に手でハート型を作るところ。でも、頭の上できれいなハート型を作るのがちょっと難しい。形を崩さないように気をつけていると、肩のあたりに持ってきたときに手が下を向いてしまうので、上向きにするのがコツです」と、ダンスのポイントを教えてくれました。

振り付けを担当したタシロ・リエさんは、プロのコンテンポラリーダンサー。普段から大勢の子どもたちにダンスを教えています。『gift』の魅力はメロディのノリがよく、踊りやすいことだと言います。

アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
振り付けを担当したタシロ・リエさんは、プロのコンテンポラリーダンサー
アマゾンジャパンのオフィス 目黒セントラルスクエア
かかとをしっかりつけて足を立てるのがポーズを決めるポイント

「ダンスを格好良く見せるには、足を前に出すポーズではかかとを床にしっかりとつけ、手と足の動きにも気を配りましょう。笑顔で踊ることも、とっても大切。ダンスは言葉のいらないコミュニケーションです。親子で一緒に踊れば、動作を通じてお互いの気持ちが通じ合い、絆も深まりますよ」とアドバイスしてくれました。

『gift』はプライム会員の方ならAmazon Musicで無料でお聴きいただけますので、ぜひご家族でダンスを楽しんでみてください。

*このイベントのビデオの公開は終了いたしました。ご覧いただきありがとうございました。