2023年10月、Amazonは、Amazon Flexのデリバリーパートナー(ドライバー)が軽乗用車を使って配達できるようになったことを発表しました。これにより、日常的に運転している軽乗用車で、空き時間を利用してAmazon Flexの配達ビジネスを始められます。

軽乗用車があれば、気軽に始められる

これまでAmazon Flexドライバーが配達に利用できるのは「軽貨物車」に限られていましたが、今後は車高1700mm以上の「ワンボックスカー」と「スーパーハイトワゴン車」での配達が可能になり、Amazon Flexの配達ビジネスをより始めやすくなりました(詳しい条件はこちら)。

黒ナンバーを取得し、スマートフォンや車検証などを準備すれば、配達未経験者でも始められます。そこで今回は、自家用の軽自動車を利用してAmazon Flexの配達業務を始めたばかりのお二人の事例を紹介します。

バンド活動の時間をキープしながらしっかり配達できる

今年7月からAmazon Flexでの配達業務を始めた澁川直央さん。もともと運転が好きだったため、フードデリバリーをしていました。最近、報酬を増やそうと新たな配達業務を探していたところ、普段使いの軽乗用車でAmazon Flexでの配達ができることを知りました。

Kei Passenger Cars

「フードデリバリーの仕事でも自分の軽乗用車を使っているので、特に準備するものはありませんでした。最近は、ランチタイムを中心にフードデリバリーをして、その後にAmazon Flexでの配達をするためにデリバリーステーションに向かいます。Amazon Flexの配達の前にフードデリバリーに使う保冷バッグを片付けるだけなので、あまり手間はかかりません」

フードデリバリーの経験があった澁川さんは、すぐに慣れることができました。

Kei Passenger Cars

Amazon Flexについて特に気に入っているのは、報酬の見通しが立てやすいところだと言います。フードデリバリーの仕事はその日にどのくらい配達数があるか、予測がたてにくく、月々の報酬にムラがあることもありました。一方、Amazon Flexの場合は、あらかじめ希望のブロック(Amazon Flexで使われている、配達業務の単位。割り当てられた荷物を配達するために要する目安の時間を示します)を選び、それによって報酬額がわかるというのが大きな違いです。

「Amazon Flexはブロックを選択し、配達をすれば、それに応じた報酬が得られるので安心感があります。また、フードデリバリーでは注文が来るまで待機しなければならないのですが、Amazon Flexではブロックの目安時間内に集中して配達ができるので、時間を有効活用できます」

報酬が安定し、スケジュール調整をしやすくなったことで、澁川さんは趣味のバンド活動に費やす時間を増やすことができました。

Kei Passenger Cars

「社会人の仲間が集まって結成したバンドで、僕はドラムを担当しています。今は月に一度、スタジオに集まって練習するのが楽しみ。近々初めてのライブが控えているので、練習にも熱が入ります」


Amazon Flexで無理なくダブルワーク中

白石聡さんはドライバー歴30年以上のベテランです。平日は東京都内で朝7時から午後3時まで、トラックによる印刷物の配達をしています。今年7月から、空いた時間を活用して、普段使いのの軽乗用車を使ってAmazon Flexの配達業務を始めました。

黄色いベストを着て運転をしている男性

「コロナ禍中に、会社でダブルワークが解禁になりました。本業が配送業ですから、副業としても車を使った配送を行う人が多くて、数人の同僚がAmazon Flexの配達を始めたんです。それで私もAmazonのウェブサイトを見てみたら、『Amazon Flexで軽乗用車を使えるようになった』とあったので、参加してみようと思いました」

白石さんは通勤に使っているスーパーハイトワゴンタイプの軽乗用車でAmazon Flexでの配達を始めることにしました。黒ナンバー取得の手続きは、運輸局に車両を持って行き、各種の届出をするだけで完了しました。Amazonに免許証や車検証を提出する際は、スマホで写真を撮って送るだけなので、郵送の手間はかかりません。

「アプリの扱いも、2、3回使っているうちに慣れて、便利に使っています」

後部座席を倒し荷物が積めるように準備している男性
配達の時は後部座席を倒して商品を積載
荷台に積まれた商品ケース
商品を載せた、車内の様子

現在、白石さんはトラックの配送業務が終わった後に週3回、Amazon Flexで配送業務をしています。

「副業として他の配達業務も検討しましたが、Amazon Flexなら、ブロックごとに配達をするので確実に配達ができるし、稼働時間を自分で選べるところも気に入っています。うちは妻と共働きなのですが、私がAmazon Flexの配達を始めてから、報酬が増えたため、妻が仕事で無理をしなくて済むようになったのも、よかったと思っています」

使い慣れた軽乗用車に乗り、自分のスケジュールに合わせてできるAmazon Flexの配達業務。アプリなど、配達のためのサポート体制が充実しているので、配達初心者でもチャレンジしやすいのが特徴です。隙間時間の活用手段の1つとして、始める人が増えています。

そのほかのAmazonのニュースを読む