世界中のAmazonで働く人々のなかには、自分のスキルや能力を活かして、仲間や地域に貢献している人がいます。日本各地に点在するAmazonの拠点から、地域社会を元気づけ、笑顔にするために活動する5人のAmazon Starsを紹介します。
手作りスイーツでチームの絆を深める──Amazon フレッシュ葛西フルフィルメントセンターで働く大山良さん
2022年にオープンしたばかりの物流拠点、Amazonフレッシュ葛西フルフィルメントセンター(FC)で働く大山良さん。大山さんはインバウンド(入荷)・ICQA(品質・在庫管理)・アウトバウンド(出荷)の3部門に携わる幅広い仕事をしています。
かつてレストランの店長をしていた経験のある大山さんの特技は、料理やお菓子作り。働き始めてまもない約2年前のこと、大山さんはチームのメンバーの1人の誕生日が近いと知り、スイーツを作ってプレゼントすることを思いつきました。
「シフトの違うメンバーともコミュニケーションを取りたかったんです。それに、特技をきっかけに私のことを覚えてもらえたらいいな、という気持ちで手作りのチーズケーキの差し入れをしました」
チーズケーキは大山さんの予想以上に大好評。今では葛西FCで働くメンバーは大山さんのスイーツを楽しみにしていて、「いつもごちそうさま」「また作ってね」と、笑顔で声をかけます。大山さんの願い通り、スイーツはコミュニケーションのきっかけとなり、仲間の一体感はさらに高まりました。
大山さんのスイーツ作りにはもう1つ、モチベーションがあります。実は大山さんは、FCに持っていくお菓子の材料をAmazon フレッシュで買い揃えているのです。
「Amazon フレッシュで扱う食材は、お客様の笑顔につながっているんだということを一緒に働く皆さんにも体感してほしいんです。私たちがお届けする商品の先にある笑顔を思いながら、これからもみんなでがんばろうという想いをこめて、お菓子作りを続けています」
アップルパイにチョコレート、かぼちゃやベリーなどが入ったチーズケーキ。みんなの笑顔を楽しみに、大山さんはこれからもお菓子作りを続けていくつもりです。
ラグビーコーチの経験を活かして仲間を健康に──尼崎デリバリーステーションで働く織部諒さん
配送拠点であるAmazon尼崎デリバリーステーション(DS)で働く人たちの安全や仕事の管理、商品のデータ処理などの仕事に携わっている織部諒さん。Amazonでの仕事のほかにラグビーのコーチとしても活動しています。
「コーチのA級ライセンスを取得するために、ストレッチや栄養、正しい体の使い方、応急処置などに関する知識を身につけました。こうした知識を、一緒に働く皆さんのために役立てられたらと思って、朝礼などで健康に関する情報を発信しています」
朝礼では5分ほどの間に、見本を見せながら、座り方、ストレッチ、正しい姿勢の取り方などを指導します。個別に相談を受けることもあります。例えば「健康的に体重を落としたい」という人には「1日3食にこだわるより、5食、6食に分けて少量ずつ食べた方がよいですよ」とアドバイス。
「一緒に働く皆さんの健康に少しは役立てるのかなと思うとうれしいです。これからも一緒に働いている皆さんが健康的に仕事できるように引き続きサポートしていきたいと思っています」
仲間と積極的なコミュニケーションを──Amazon Flexドライバーの中島薫さん
大阪府のAmazon住之江デリバリーステーションをベースにAmazon Flexドライバーとして働く中島薫さんは、2年前に個人事業主としてこの業務を始めました。それ以来、ドライバーとしての経験を積み、新しく業務を始めたドライバーなどと交流しています。
「同じようにドライバー業務をされている方には積極的に話しかけるようになりました。特に業務を始めて間もない方には率先して挨拶などするようにしています」
中島さんのドライバー仲間は「一度だけでなく、何度も声をかけてくれてうれしかった」と話します。また、尼崎DSのドライバーリソースマネージャーである尾崎幸平さんは、「このデリバリーステーションには数百人ほど、年齢層は20代から70代と、さまざまな登録ドライバーがいます。中島さんは誰にでも分け隔てなく声をかけ、相手に合った話し方をして心をほぐしています」と、人柄を高く評価します。
「気をつけているのはAmazon Flexで配送をするようになった初心を忘れないこと。慣れるとつい確認を疎かにするなどのミスが出てしまうので、業務に慣れすぎず、自分のモチベーションを高めることに注力しています」
中島さんには、6歳、3歳、生後10か月の子どもたちがいます。休日は子どもたちと買い物に行ったり、公園でサッカーしたりするのが楽しみ。子どもたちの笑顔をモチベーションに、中島さんは今日もAmazon Flexドライバーの業務をがんばっています。
キャリアアップを目指す女性を応援したい──目黒オフィスで働く奥津雅子さん
奥津雅子さんは、アマゾンベンダーサービス(AVS)で、ヘルス&パーソナルケア事業部とベビー用品事業部のチームリーダーを務めています。仕事内容は、クライアントと共にAmazonのカスタマーに豊富な品揃えや魅力的なキャンペーンを提供し、クライアントが中長期な成長を実現するための戦略や物流サポートなどをチームメンバーと共にコンサルティングしています。チームリーダーは人材管理を担う役職のため、採用や人材育成、組織の業務効率改善なども担当しています。仕事の合間を縫って、奥津さんは去年4月から、MBA(経営学修士号)取得のために夜間のビジネススクールに通い始めました。
「前の部署の仕事が一区切りついたとき、キャリアの幅を広げるためにMBA取得に挑戦したいと考えました。このことを上司に話したら『素晴らしい考えだ。MBAを取得するならピープル・マネジメントも経験しておいた方がいい』と背中を押され、そうした経験ができる部署への異動もサポートしていただきました」
ビジネススクールでは、さまざまな業界や業種の同級生と話し合ったり、経営者やマネジメントに携わる講師の話を聞いたりする機会を得ました。
「非常によい刺激を受けて、私の視野は確実に広がりました。その目線で自分の職場を客観的に見ると、Amazonは女性が活躍できる環境なのだとあらためて気づきました。例えば、ビジネススクールに通う学生のうち女性は2割程度で、政府が目標とする女性管理職の割合(3割)には届きません。そんななか、私は会社の協力を受けて勉強ができているのですから。もし、Amazonでキャリアアップを目指す女性がいたら、積極的にサポートしたいです」
経験を生かし、真に多様で包括的な環境を実現するために──カスタマーサービスで働く鈴木彩子さん
2021年11月に入社した鈴木彩子さんは現在、アマゾンジャパンのカスタマーサービス(CS)で、エンプロイーエンゲージメント担当として、日々カスタマーサービスで働く人々への広報活動を行うインターナルコミュニケーションの活動に従事しています。
「前職は金融機関で、マーケティングと広報を担当していました。コロナ禍で社会がロックダウンしたとき、金融業界で扱う目に見えない商品ではなく、実際に手にできる商品をお客様に届ける仕事がしてみたいと考え、Amazonに転職しました」
今年6月からはDEIの活動にも参加し、女性の活躍推進、そしてキャリアアップに向けた活動を主とするジェンダーコミッティーのチェアパーソンを務めています。DEIとはダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括性)の頭文字をとった言葉で、AmazonはDEIをよりよい未来を築き、企業や社会を支える土台であると考え、社内への浸透を図っています。その一環として鈴木さんは前職での経験を活かして、具体的な取り組みを始めました。
「今年3月8日の国際女性デーには女性の平等実現に向けて、カスタマーサービスで働く皆さんに、それぞれが持つ偏見や先入観に関したメッセージやDEIへの想いを写真として投稿してもらいました。また、最近ではDEIの活動をまとめたニュースレターを配信し始めています。ここで働く皆さんは毎日お客様からのお問い合わせに対応し、またお客様に笑顔になっていただけるように、日々集中しながら働いています。一緒に働く仲間の映る写真、楽しい写真を見てひと息つきながら、さまざまな人たちが社会で活躍すること、そしてDEIへの理解を深めてもらえたらいいなと思います」
それぞれの能力やスキルを活かして、みんなに貢献するAmazon Stars。1人1人の想いやアクションがさざ波のように広がれば、世界をよりよく変える大きなうねりとなるでしょう。