Amazonのアフィニティグループの1つ、「glamazon Japan Osaka(グラマゾンジャパン大阪)」が、10月9日に開催された「関西レインボーパレード」に参加しました。このパレードは、10月8日と9日、大阪市の扇町公園を会場に開催された「レインボーフェスタ!2022」のプログラムの1つです。「レインボーフェスタ!」は、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア(LGBTQ+)をはじめとする性の多様性を認め合い、わかちあう、関西では最大規模のイベントです。glamazon Japan Osaka代表の引間誠悦さんとメンバーの倉橋充樹さんに、22名の仲間とともにパレードに参加した感想を聞きました。

「glamazon」は、LGBTQ+のコミュニティや、さまざまな機会について社員に情報を提供することで、すべての人にとってAmazonが働きやすい職場になるよう支援するアフィニティグループの1つです。アマゾンジャパンでは、2017年4月からglamazon Japanが東京を中心に活動を始め、2019年6月からglamazon Japan Osakaも活動を行っています。

glamazon Japan Osakaの普段の活動は、週に1度、中心メンバーがオンラインミーティングで情報交換をしたり、月に1度、LGBTQ+の理解を深めるのに役立つ書籍や映画の紹介、時事ニュースなどの情報を掲載した社内向けレターを発行しています。そして、最大のイベントが年に1度の「レインボーフェスタ!」への参加です。

2020年と21年の「レインボーフェスタ!」は新型コロナウイルスの影響により、オンラインでのイベントでした。今年は3年ぶりに開催されるリアルイベントとあって、glamazon Japan Osakaのメンバーは、はりきって参加しました。

glamazon Japan Osaka代表の引間誠悦さんも、「レインボーフェスタ!2022」への参加を心から待ち望んでいたと言います。

glamazon osaka hikima

「パレードがスタートするとき、『雨雲を吹き飛ばすくらいの勢いで楽しみましょう』と声をかけて歩き出したのですが、その通りになりました。すごく楽しかったです。以前から参加してくださった方とは久しぶりに会えて、話ができましたし、初めて参加する方もたくさんいました。私が所属する部署以外の、他の部署からの参加メンバーがいたことも、とてもうれしかったです」(引間さん)

当日に歩いたコースは、扇町公園から天神橋筋6丁目駅前、堂山町を巡るおよそ3㎞のルートです。あいにくの雨模様でしたが、glamazon Japan Osakaのメンバーは、オリジナルデザインの横断幕とレインボーフラッグを持ちながら、笑顔で元気に行進。glamazonのロゴが入ったTシャツを着て、Osakaのメンバーが今年、新たに作った虹色のシールをマスクなどに貼った姿で、街の人たちに自分たちの取り組みをアピールしました。

横断幕をもって公園からスタートするメンバーたち
パレードスタート時の様子

「沿道の方たちが手を振ってくださったり、お店のなかからパレードを応援するために出てきてくださったり、地域全体で『レインボーフェスタ!』を盛り上げてくれる雰囲気が素晴らしかったです。1時間ほどかけて、ゆっくり歩いたのですが、参加メンバーとおしゃべりしたり、周囲に手を振ったり、気づいたらあっという間にゴールに着いていました」(引間さん)

glamazon Japan Osakaのメンバーとしてパレードの準備に関わった倉橋充樹さんは、「レインボーフェスタ!」に参加する意義をこう話します。

レインボーのハートとglamazonが書かれたマスクを見せてくれる倉橋さん
glamazon Japan Osakaメンバーの倉橋充樹さん

「仲間がいる、応援してくれる方がたくさんいる、という熱気を直に感じることができるのは、イベントならではの醍醐味です。1年に1度、みんなが集まり、気持ちを1つにして、LGBTQ+への理解を深め、誰もが生きやすい世界を目指そうとアピールしながら歩くことは、とても意義のあることだと改めて実感しました」(倉橋さん)

今年は、引間さんと倉橋さんたちにとって、予想もしなかった、うれしい出会いもありました。東京で活動するglamazon Japanのメンバーが、パレードに参加するため、大阪に駆けつけてくれたのです。

「今年は、東京のレインボーパレードに参加できなかったので、大阪に来てくれたそうです。参加できて『うれしかった、楽しかった』と言ってくれました。私たちも、ふだんはなかなか彼らとゆっくり話すことができないので、東京のレインボーパレードの様子が聞けたり、glamazon Japanの一体感を感じる貴重な機会になりました」(引間さん)

今回のパレードメンバーには、赤ちゃんをベビーカーに乗せながら歩いた社員もいました。その姿を見て、倉橋さんはさらに勇気が湧いたそうです。

glamazonの横断幕をもって街中を行進中
高架下を行進中。ベビーカーの参加者も。

「以前からLGBTQ+の活動に熱心な方で、自分の子どもにも幼い頃から『レインボーフェスタ!』のような場に親しむことで、見識を広めて欲しいという思いで参加してくださったそうです。そういうお話をうかがうと、glamazon Japan Osakaの活動の幅をもっと広げていきたいと励まされます」(倉橋さん)

glamazon Japan Osakaでは、今後もLGBTQ+への関心を高め、理解を深める活動に積極的に取り組む予定です。とくに力を入れたいのは、所属する部署を越えての幅広い交流です。引間さんと倉橋さんは、Amazonの社内だけでなく、社外にも目を向けて学びを深め、glamazon Japan Osakaの活動をより活発にしていきたいと話してくれました。

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