子どもたちの笑顔のために行動することは、未来を切り拓くことにつながります。素晴らしいことだし、誰もが気軽にどんどんやって欲しいですね
元プロサッカー選手、元日本代表、川崎フロンターレ リレーションズオーガナイザー・中村憲剛さん

アマゾンジャパンのオペレーション部門では5月19日、世界規模で取り組んでいる読書推進キャンペーン「Amazon Reads」のイベントの一つとして、本の楽しさをテーマにした人形劇をオンライン配信で上演しました。参加してくれたのは、全国20か所以上に展開するAmazonのフルフィルメントセンター近隣の児童養護施設の子どもたちです。上演には、元プロサッカー選手で元日本代表の中村憲剛さん、中村さんが長年活躍してきたJリーグ・川崎フロンターレ、そして川崎市に拠点を置く人形劇団「ひとみ座」の皆さんが協力してくださいました。

読書を通じて、子どもたちの未来を支援するAmazon Reads
中村さんお得意のパフォーマンスで大盛り上がりでした

人形劇のタイトルは『どくしょすき?』。同タイトルの絵本を台本にした物語で、川崎市を舞台にかわいいマスコットたちが活躍します。中村さんがナレーターとなり、アマゾンジャパン川崎フルフィルメントセンター(川崎FC)のスタッフが登場人物の声優を務めました。人形劇の前後には、中村さんと子どもたちとの交流タイムもあり、中村さんがリフティングを披露したり、子どもたちの質問に答えたり、楽しいひとときになりました。

川崎市を舞台に結成されたコラボチーム

川崎市にあるひとみ座の建物内に設けられた特設の舞台。川崎フロンターレのマスコット・フロンタと妹のフーラン、友だちのワルンタの人形が、ひとみ座の劇団員の巧みな操りに命を吹き込まれ、生き生きとお芝居を演じています。

人形劇『どくしょすき?』のナレーター役は、川崎フロンターレの名ミッドフィールダーとして活躍し、現在は川崎フロンターレリレーションズオーガナイザーを務める中村憲剛さん。フロンタやフーランたちの声優は、川崎FCのスタッフです。

Amazonの世界中のFCで行われる「Amazon reads」は、6歳前後の子どもたちを対象に、読み聞かせや本の寄付などを通じて、読書を身近に感じてもらおうというプロジェクトです。子どもたちが将来、自分の夢を実現するには、読み書きを学び、言葉を使って自分の気持ちや考えを伝えたり、知識を身につけたりすることがとても大切です。

読書を通じて、子どもたちの未来を支援するAmazon Reads
読み聞かせに参加してくださった中村憲剛さん

そして、識字能力の育成には、読書習慣を身につけることが欠かせません。そこで、Amazonの世界中のFCで読書推進のキャンペーンに取り組んでいます。アマゾンジャパンでは今回のイベントのほか、児童養護施設に本の寄付などもしました。

読み聞かせが子どもたちの未来を広げる

3人のお子さんの父親である中村さんは、ふだんから子どもたちが寝るときに絵本を読んであげるのが習慣になっています。でも、人形劇でのナレーションは初めての体験。よく知っている物語でも、本番はさすがに緊張したそうです。

「『どくしょすき?』は、サッカー好きの子どもが本に興味を持ったり、逆に読書好きの子どもがサッカーのおもしろさに気づいてくれたり、相互作用が生まれる物語になっているのがいいなと思っています。人形の動きに合わせて語るのは楽しい経験でした。びっくりしたのは、フロンタたちの声を演じたアマゾンジャパンの方たちが、とても上手だったことです」(中村さん)

今回のイベントは、新型コロナの影響でインターネットを活用しての開催でした。子どもたちがオンライン配信で鑑賞しただけでなく、川崎FCのスタッフたちもネット経由で参加。数多くのコラボイベントに参加している中村さんも、今回の「Amazon Reads」キャンペーンの取り組みに刺激を受けたそうです。

「子どもたちの笑顔のために行動することは、未来を切り拓くことにつながります。素晴らしいことだし、誰もが気軽にどんどんやって欲しいですね。参加する人や企業が増えれば増えるほど、可能性が広がると思うんです。今回のイベントも、制約があるなか、オンライン配信にこんなやり方があるんだと興味深かったです。機会があれば、またぜひコラボしてみたいです」(中村さん)

人形劇とのコラボもユニークな取り組みに

人形劇を演じたひとみ座は1948年に創立。NHK総合テレビで放送された人気番組『ひょっこりひょうたん島』を手がけるなど、歴史のある劇団です。「ふだんは観客を目の前にして演じることが多く、今回のようなオンライン配信はめずらしい。おもしろかったです」と話すのは、ひとみ座の事務局長の友松正人さんです。
「子どもたちに特別な時間を届けたいという気持ちは、僕たちも川崎FCの皆さんたちも一緒。同じ思いで時間を共有することができて、とてもよかったです」と話してくれました。

読書を通じて、子どもたちの未来を支援するAmazon Reads
ひとみ座 友松事務局長

イベントでは、人形劇をはさんで、中村さんが華麗なリフティングを披露したり、子どもたちからの質問に答えたり、限られた時間ながら盛りだくさんの内容でした。とくに質問コーナーでは、「どうしてサッカーが好きなんですか?」「小さい頃に読んでいた絵本はなんですか?」「どんな子どもでしたか?」と、たくさんの質問が寄せられました。中村さんとモニターを通して交流できたことも、子どもたちには楽しい思い出になったようです。

地域コミュニティに積極的に関わる川崎FC

今回のイベントに参加した川崎FCのスタッフ5人は、FCのボランティアネットワーク「Amazon Gives」の活動がきっかけで集まったメンバーです。Amazon Givesは、地域の課題解決のために、様々なボランティア活動に取り組んでいます。

「中村さんと川崎フロンターレはもちろん、人形劇とのコラボレーションという企画がユニークですし、子どもたちと触れ合う機会が得られて、とても有意義なイベントでした。またぜひ参加したいです」と感想を話してくれたのは、川崎FCサイトリード・住鉄夫さんです。

川崎FCは2016年の設立以来、積極的に地域のコミュニティ活動に参加してきました。毎年、地元の小学生を対象に施設の見学会を実施したり、出張授業を行ったりしています。2019年の台風19号で被害が出たときには、川崎フロンターレや地域の皆さんと一緒に多摩川の清掃活動にも取り組みました。

「今年で3年目になりますが、9月には小児がんと闘う子どもたちとご家族、関係者の皆さんを支援する『Amazon Goes Gold』というキャンペーンにも取り組んでいます。年々、参加するスタッフとコミュニティからの協力が増えているのがうれしいです。これからも機会を見つけて地域との関係が深まる活動に積極的に参加したいです」(住さん)