Amazonでは昨年に引き続き、3月8日の国際女性デー International Women’s Day を記念して「#SheIsAmazon」キャンペーンを実施しています。今年は、Amazonで活躍する7人の女性に仕事のやりがいやモチベーションなどについて聞きました。シリーズ第1弾では、自分らしく充実した日々を送る3人の女性のリアルな声をご紹介します。
AIと量子コンピューターの技術でお客様の課題を解決
量子コンピューティングの研究職、自動車メーカーでの開発職を経て、2018年7月にアマゾン ウェブ サービス(AWS)に入社した宇都宮聖子さん。ソリューション・アーキテクトとして、お客様のクラウド活用を技術面から支援し、お客様のビジネス変革をサポートする仕事をしています。
「例えば、お客様から『ECサイトの製品おすすめ機能を改良したい』とリクエストされたときに、AWSのAIサービスを活用して、ソリューションやシステムアーキテクチャなどを提案する仕事です。AWSでは、これまでのキャリアで培った量子コンピューティングやAIの知識を活かし、幅広い活躍の場があります。AWSでの仕事を通して、最先端の技術によって社会がどのように変革していくのかを目の当たりにできる今の仕事はとても面白いです」
宇都宮さんは2022年1月に日本でも開設された「Amazon WoW」に参加しています。Amazon WoWは、大学・大学院で理工・情報科学を専攻する女性の学生とAmazonおよびAWSの技術職社員をつなげるネットワーキング・プラットフォームです。昨年夏に開催されたWoWのイベントで、宇都宮さんは学生をオフィスに招待し、AmazonやAWSについて紹介したり、自身のバックグラウンドやキャリアを仕事にどう活かしているかを話したりしました。
「私がいた工学部では同じ専攻の女性が5%程度で、とても少なかったです。前例や相談相手が少ないために、私自身も将来のキャリアに不安を感じたこともありました。しかし実際に理工系の道に進んでみたら、研究の世界は魅了されるほど奥深く、キャリアの選択肢もたくさんあることを知りました。WoWではそんなお話を通じて、ITやテクノロジー分野での長期的なキャリア形成を目指す学生の皆さんの選択肢を増やすお手伝いができればと思っています」
別のイベントでは、宇都宮さんの地元の高校生を対象に、AmazonのオフィスでWoWやAmazonのDEIについて知ってもらうための授業をしました。
「AWS を含めて、Amazonには、リーダーシップ・プリンシプル(LP)という共通の行動指針があります。みんながそのカルチャーを共有しているので、仕事がとてもスムーズに進みます。課題解決のスピード感や、職種や性別などの枠にとらわれない公平性も、Amazonのいいところだと思います。高校生たちはそうしたAmazonのカルチャーに興味を持ってくれたようですし、『キャリアは自分で選ぶ』『人と違う自分を好きになる』という私の話が印象に残ったようでした」
宇都宮さんは理工学系の楽しさ、多様なキャリアが選択できることを、自身の経験を元に多くの学生に伝えたいと考え、行動しています。
誰もが自分らしく、自由に働ける職場
中野雅月さんはかつて、エステサロンやエステ技術のスクールを経営していました。10名ほどのスタッフとともに仕事をしていましたが、より大きな規模のピープルマネジメントをしたいと、シンガポールでMBA(経営学修士)を取得。2022年3月にAmazonに入社しました。
「Amazonは面接官の姿勢が前向きで、お話しぶりから、固定観念にとらわれていない会社という印象を受けたので、Amazonを選びました。入社して感じたのは、Amazonの風通しのよさ。常に新しいアイデアが求められ、立場に関係なく誰でも意見を出しやすいし、良いアイデアはすぐに実行に移せるので、気持ちよく仕事ができます」
現在、中野さんは千葉県にある船橋デリバリーステーション(DS)のオペレーションマネージャーとして、多くのマネジメントを担当しています。船橋DSには多くの女性が勤務しているため、一般的な物流業界のイメージとは少し違った印象を受けます。
「DSでは服装が自由なので、どのスタッフもおしゃれですし、髪の色もさまざまです。見た目も心も自由ですが、仕事に対してはとても真面目です。一緒に働く男性にもDEI*やジェンダー平等の意識が浸透していて、誰もが働きやすい職場です。私自身も家族との時間を大切にできていますし、報告書を見ても、子どもの発熱や成人式のために休みを取るなどとはっきり書いてあり、誰もそれに対して違和感は持たないので、みんなプライベートも大切にできていると思います」
*ダイバーシティ(多様性)・エクイティ(公平性)・インクルージョン(包括性)
中野さんがマネージャーになって約1年。今、一番の励みは、周囲の人の成長を見ることです。
「最近、私のチームの女性メンバーの昇進が決まりました。私は昇進試験のための面接の練習などをサポートしてきたので、成果があったと聞いたときは、自分のことのようにうれしかったです」
ALS啓蒙のために歌手活動をするHanaさん
小俣由貴さんは、2018年3月にアマゾンジャパンに入社。クリエイティブ・プロデューサーとして、テレビCM制作など広告用のクリエイティブ、商品を梱包する段ボール用テープのデザインなど、多くのプロジェクトに携わっています。歌手として活動を始めたのは2020年。父のように慕っている男性が、筋肉が徐々に動かせなくなるALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を発症したことがきっかけでした。
「彼が病気を発症してから介護を手伝ってきましたが、ほかにも何かできないか、ずっと考えていました。彼は本業のかたわら20年以上もバンド活動をしていて、オリジナル曲を50曲以上制作しています。その歌を自分でアレンジして私が歌ったら、彼に生きる希望を持ち続けてもらえるのでは、と思ったんです」
小俣さんはボイストレーニングに通い始め、アーティストネーム「Hana」としてデビュー。ALSについての認知を高めたり、寄付を集めたりする活動をしています。そんな小俣さんを、仕事仲間は積極的に応援しています。仕事で付き合いのあるカメラマンは、ポスターなどに使うための写真を撮ってくれました。ディレクターの1人にアルバムジャケットをデザインしてもらったこともあります。
「Amazonのみんなは他者に寛容で、やりたいことがある人を応援しようという雰囲気があります。自分の仕事をきちんとしていれば、ほかの時間をどう使うかは自由。そんな考え方が浸透しているので、平日の夜や週末のプライベートな時間をライブ活動などにあてることができます」
小俣さんのこれからの目標は、音楽を通じて、生きる希望や力を感じてもらえるように、より多くの人に活動を知ってもらうこと。 仕事とプライベートのワーク・ライフ・ハーモニーを奏でながら、歌手活動から得たエネルギーや経験をAmazonでの仕事にも還元していきます。
自分を大切にすることは、周りの人を尊重すること。Amazonは、仕事だけでなく、仕事を超えて、すべての女性の目標達成を応援しています。