Amazonで注文された商品が皆様のところまで届く過程では、多様な職種で、さまざまな人種や国籍の人が、それぞれのスキルやキャリアを発揮しながら働いています。そうした人たちが、日々の業務はもとより、Amazon プライムデーのような大規模なショッピングイベントでも、各自の役割を担い、バトンリレーのように多くの人たちが協力してお客様の元へ商品をお届けしています。今回は商品のお届けに携わる人たちを紹介します。

先端テクノロジー「Amazon Robotics」のメンテナンスを担う

青い作業服を着てヘルメットを持って立つ男性

1人目は、Amazonの物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)でメンテナンスを行う「リライアビリティメンテナンスエンジニアリング(RME)」部門で責任者を務める新名高明さん。新名さんはここで数十人のメンバーとともに、FC内のベルトコンベアーなど搬送設備全般やソフトウェアのメンテナンスや管理、改善を主に担当しています。

Amazonに転職する前、新名さんはメーカーに12年間勤務し、最後の5年間は海外に赴任していました。現地でいくつかの企業のインターネット通販を利用するなかで、新名さんはAmazonの商品だけは角がピンと立ったきれいな箱で届くことに気づきます。それ以来、Amazonを意識するようになりました。

「転職を考えたときにAmazonについて調べたところ、リーダーシップ・プリンシプルの中の『カスタマー・オブセッション』に、お客様を起点に考え、お客様のニーズに基づいて行動することが挙げられていました。この姿勢に共感して、Amazonに応募しました」

入社してまもなく米国ボストンにあるAmazonのオフィスでトレーニングを受け、Amazon Roboticsの整備ライセンスを取得。その後、1年ほど現場でメンテナンス作業を担当した後、RMEの責任者に昇格しました。

「Amazon Roboticsは、『ポッド』と呼ばれる商品棚を『ドライブ』というロボットが持ち上げて、人間の作業者のもとに運ぶというシステムです。ドライブは非常に精度の高い仕事をするのに、その機構は、メンテナンスしやすいように設計されています。その工夫と汎用性の高さは、さすがグローバルな組織だと感心しました」

The Workplace For Everyone #4 先端テクノロジー「Amazon Robotics」のメンテナンスを担う

Amazonプライムデーなどの大きなショッピングイベントの前は、新名さんたちRME部門のメンバーも忙しくなります。前回のイベント期間中のデータを参考に、設備が故障なくシームレスに稼働し、お客様にタイムリーに商品をお届けできるように徹底的にメンテナンス。万全の体制を整えてイベントを迎えるのです。

「ショッピングイベントが来るたびに、今回はどれくらい出荷されるのかとても楽しみです」とうれしそうに語ります。

新名さんはこれまで、いくつかのフルフィルメントセンターの立ち上げにも携わっています。立ち上げの際には、その時点の最新テクノロジーが導入されるので、常に学ぶことができると言います。

「最近、今年8月にオープン予定の埼玉県の『狭山広瀬台FC』に異動しました。最新のフルフィルメントセンターでどんな仕事ができるか、とても楽しみです。お客様に商品をよりスムーズにお届けできるよう、メンテナンスの面からバックアップしていきたいです。Amazonの強みは多様性だと感じています。さまざまなバックグラウンドを持った仲間のノウハウや知見を共有して、最高のお客様体験をお届けできるよう、これからも改善を進めていきます」


伝統工芸の仕事の合間にデリバリー

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神奈川県鎌倉市で、漆(うるし)工房「時蔵(ときぞう)」を営む岡時生さん。「時蔵」は1993年に父・岡英雄さんが開設し、20年ほど前から時生さん、その後時生さんの弟も加わり、父子3人が中心となって、地元・鎌倉に伝わる伝統工芸「鎌倉彫り」をはじめ、アクセサリーなどの小物から家具、リフォーム時の床材など、幅広く漆塗りに携わっています。以前、ウクレレの漆塗りを依頼されたことをきっかけに、ウクレレの制作にも携わるようになりました。現在は、時生さんが主に依頼品の漆塗りを担当し、英雄さんが漆塗り教室の講師を務めています。

「漆塗りの作品が完成するまでには、漆を少なくとも1回、多いものでは15回ほども塗り重ねます。塗った後は乾くのを待ち、再び漆を塗る作業の繰り返し。乾かして次の工程に進むのに夏場でも1日、冬場は2日から3日以上かかるので、その時間を有効活用するために、今年5月から『Amazon Hub デリバリーパートナー』として配達を始めました」

The Workplace For Everyone #5 伝統工芸の仕事の合間にデリバリー

Amazon Hub デリバリーの仕事は週3回。時生さんと父の英雄さんが手分けして、バイクや車を使って配達をしています。スマートフォンにインストールした配達専用アプリの使い方にも慣れ、数時間で配達を終えるようになりました。

「デリバリーの仕事を始めてからは外に出る機会が増えて、いい気分転換になっています。近所でも足を運んだことのない場所もあり、『こんなところに路地があったんだ』と、ささやかな発見を楽しんでいます。配達する日も自由に選べるので、本業があるけれども、副収入を得たい人にはぴったりの仕事だと思います。これからも配達を楽しみながら安全に商品をお客様にお届けして、配達の仕事に慣れたら、チラシのポスティングも配達と一緒にする予定です。私たちのことを地元の皆さんに知っていただき、漆や伝統工芸に興味をもっていただけたらうれしいですね」


大好きなバスケに専念する時間を大切にするために選んだ職業

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細貝雄介さんは小学校4年生でバスケットボールを始め、高校時代までバスケ部に所属。卒業後はクラブチームを立ち上げてバスケを楽しんでいました。20歳頃を境にしばらくブランクがありましたが、友人に誘われて試合に参加したのをきっかけにバスケ熱が再燃。25歳の時に再びクラブチーム「J!NK'S(ジンクス)」を立ち上げました。

「今もバスケが楽しくて、仲間たちと夜に集まって練習したり、近隣で開催される市や県の大会に参加したりしています。これまで船橋市、習志野市、八千代市の大会で優勝したこともあるんですよ。今の目標は、レベルの高いチームが参加する千葉市の大会で優勝することです」

The Workplace For Everyone #6 大好きなバスケに専念する時間を大切にするために選んだ職業

細貝さんは以前、介護福祉士として働いていました。ところが所属していた企業でのポジションが上がるにつれて忙しくなり、試合の日に急な呼び出しが入ることが増えて、バスケとの両立が困難な状況に。

「僕のライフスタイルの中心はバスケットボールです。バスケの時間を確保しながら自分らしく働く道を考えたときに、『運転が好きだから、ドライバーという仕事で自分に合った環境を探そう』と思い立ちました」

その時期にSNSでよく目にしたのがAmazon Flex(アマゾンフレックス)の広告。自分のスケジュールを最優先にしながら働けるという条件にひかれて応募しました。Amazon Flexドライバーとして働き始めたのは2021年から。現在はAmazon Flexドライバーとして平日働き、週末はバスケのために完全オフという生活。金曜日と日曜日の夜に行うバスケの練習には、チームリーダーとしてフル参加しています。

「この仕事の一番いいところは自由度の高さ。休みたいときに休めて、働きたいときにガッツリ働けるのが最高です。仕事に慣れてくると、早く配達を終えることもできます。早く帰れた日は妻とゆっくり食事をしたり、バスケのことを考えたりして、自由な時間を楽しんでいます。あらゆるライフスタイルに合わせて働けるAmazon Flexドライバーの仕事はどんな方にもおすすめです」

プライムデーなどのショッピングイベントではまとめ買いをする人や、大型商品を買う人が増えます。

「商品を待ちわびていたお客様のワクワク感が伝わると、私も自然にテンションが上がります。私自身もプライムデーなどではAmazonプライム会員としてここぞとばかりに買い物をするので、お客様の気持ちがよくわかるんです。お客様が楽しみにしていた商品ですから、安全を心がけつつ、ていねいに迅速にお届けしています」

Amazonでは多様なキャリアやライフスタイルを持つさまざまな人が携わり、今日もお客様の元へ商品をお届けしています。

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