Amazonでは3月8日の国際女性デー International Women’s Day を記念してAmazonで働く女性社員を紹介する「#SheIsAmazon」キャンペーンを今年も実施しています。今回お話を聞いたのは、4人の女性社員たちです。彼女たちは、なぜAmazonで働くことを選んだのか、どんなときに喜びを感じるのか。職種やバックグラウンドも異なる4人のインタビューから、自分らしく働き、充実した日々を送るヒントを探ります。


Amazonの働きやすさの理由は多様性とフレキシビリティ

#SheIsAmazon- 井田恭子さん: Amazonの働きやすさの理由は多様性とフレキシビリティ

井田恭子さんは、外資系大手メーカーを2社経て、2015年にAmazonに入社しました。その後、プロダクトコンプライアンス、カスタマーサービスを経て、現在はオペレーションサステナビリティチームのシニアマネージャーとして勤務しています。

「Amazonでは2040年までに『ネット・ゼロ・カーボン(温室効果ガスの排出量実質ゼロ)』を達成することを目標にしています。私たちオペレーションサステナビリティチームは、その目標達成に向けて国内外の関連部門と連携し、日本における太陽光発電の導入梱包の簡素化など、さまざまなサステナビリティの取り組みを推進しています」

3人の女性と1人の男性がオフィスのような部屋でテーブルの周りに座っている。
井田さんと同僚の方々

井田さんはAmazonで働きだしてからこれまで、「お客様を中心に考える」というAmazonの強い信念のもと、さまざまな業務を行ってきました。例えば、製品安全を徹底するためのコンプライアンス管理や、Amazonでのお買い物体験がより良いものとなるよう、お客様の声をもとにサービスやプロセスの改善点を見つけだし、関連する部門と連携して問題解決を推進する取り組みなどです。2019年からは、女性リーダーの育成をサポートするトレーニングプログラム「Women Leadership Program(WLP)」で約4年間、ファシリテーターを務めました。女性が直面する特定のスキルと課題、コミュニケーション、ネットワーキングなどに焦点を当て女性リーダーの育成をサポートしています。WLPでは、キャリアをデザインする際にロールモデルが周りに少ないという声もあり、最も難しかった課題や、ライフステージで立ちはだかる壁について、経験のある女性のリーダーたちがそんな時に「どのように対処していたのか」などをシェアしています。井田さん自身も、自らロールモデルとなり自身の経験を共有し、周りをサポートしてきました。

 「WLPでもよく話題にのぼるのですが、Amazonにはフレックスタイム制度など、子育てや家族がいる人にとって働きやすい環境が整っています。例えば、朝は早めに出勤し、午後3時頃、子どもを習いごとに送り届けるために一度業務を終了。その後、夜に海外との会議に参加する、といった形で、私生活と仕事を両立させるためにフレキシブルに働いている人がたくさんいます」

多様性を重んじ社員が自分の働き方をフレキシブルに決められることも、Amazonで働く魅力の1つだと、井田さんは言います。

オレンジの作業用ベストを着ている3人の女性が倉庫のような場所で話している。彼女たちの周りには、きちんと積み重ねられた折られていない段ボールがたくさんある。
商品の梱包材について同僚と話し合う井田さん

「『女性だから』というだけで、挑戦することに対して躊躇(ちゅうちょ)してしまったり、仕事に制限を設けてしまったりするのは、非常にもったいないことです。実際、女性自身が自分の視野を狭くしてしまっている側面があると思います。頭では『平等だ』と思っていても、家の中でできていないことがあると『私が対処しなくちゃ』と感じてしまう女性も多いのではないでしょうか。Amazonでは多様なキャリアが選択でき、それをサポートするプログラムがあることを自身の経験を基に多くの女性リーダーに伝えたいと考え、行動しています」


Amazonは自分への自信を揺るぎないものにしてくれる場所

#SheIsAmazon-杉中礼さん: Amazonは自分への自信を揺るぎないものにしてくれる場所

外資系大手ベンダーで、20年以上にわたってアプリケーションの設計・開発をし、エンジニアとして着実にキャリアを築いてきた杉中礼さんが、アマゾン ウェブ サービス(AWS)に入社したのは2020年。現在はシニア ソリューション アーキテクトとして、法人やスタートアップのお客様にクラウドの利活用を提案し、デジタルトランスフォーメーションを技術面からサポートをしています。

2人の女性がカウンターで座りながら話し合っている
AWS Startup Loft Tokyoで、スタートアップから相談を受ける杉中さん

「Amazonに入社する前は、新卒で入った会社でずっと勤め続けていました。ですが、24年目を迎えた頃に、『今後も、今の会社でキャリアを積んでいくのか』と考えるきっかけがあったんです。そのとき『残り20年間働くのなら、すべてをリセットして、もう一度新しい世界に挑戦したい』と考えました。当時、クラウドに将来性を感じていたので、AWSへの入社を決意しました」

大学では応用化学を学んでいたという杉中さん。その頃から疑問に感じていたのは、理系分野における女性比率の低さです。そのため、プライベートで女性のリーダーを育成するNPO法人に参加したり、ダイバーシティに関する活動に取り組んだりしてきました。

 「エンジニアとして長く働いていると『技術者として、知識を深めていくか』『マネージャーとしてマネジメントを主軸にしていくか』を決断しなければならない場面が訪れます。ですが、マネージャーとなるチャンスが訪れたとしても、女性は子育てや家族をサポートするライフイベントと重なり、諦める人もいます。昇進の打診があったタイミングには、今度は親の介護が必要となっていることもあります」

杉中さんは、こういった社会構造的な問題に長年向き合い続けてきました。キャリアが断絶されたことで、自信を失っている女性たちに勇気を与え続けたいと考えています。

1人の女性が、暗い部屋でビジネスチャートとグラフを数人の観客に説明している
講演を行う杉中さん

「NPOの活動では、企業に対して頻繁に『もっと女性の背中を押してあげてください』『自信がつくようなチャレンジをさせてください』と伝えていました。入社後に感じたのは、AWSで働く女性の多くがこれまで自分が行ってきたことに対して、自信を持っているという印象です。社員の強みをより伸ばす評価制度の導入やサポート体制が整っているのと、女性自身も日々チャレンジを繰り返し、自分の能力への信頼を揺るがないものにしているのだと思います。こうしたAmazonの社風を、もっと広げていきたいと思います」


Amazonはハッピーなエネルギーを共有し、モチベーションアップできる職場

#SheIsAmazon-オルソン雅美さん: Amazonはハッピーなエネルギーを共有し、モチベーションアップできる職場

Amazonで開催されるAmazonプライム会員限定のビッグセール「プライムデー」や、Amazonアカウントをお持ちの方であればどなたでもご参加いただける年末のビッグセール「Amazonブラックフライデー」においては、毎年たくさんのお客様にお買い物をお楽しみいただいています。そんなセールイベントを裏で支えているのが、Amazonの配送部門であるアマゾンロジスティクスでピークキャプテンを務めるオルソン雅美さんです。オルソンさんは、カナダの通信事業者に新卒で入社した後、ビジネスインテリジェンスのシニアマネージャーとしてデータ関連の業務に携わってきました。日本への転居にともない、2023年にAmazonへ入社しました。

「現在はピークキャプテンとして、プライムデーやブラックフライデーなどのセールイベントで、お客様に安全かつ効率的に商品をお届けするためのプランニングを行ったり、全体の進行を管理したりしています。カナダ在住の時に働いていた会社では、シニアマネージャーとして多くのプロダクトやイベントを打ち出してきたので、日本へ移住した後も、テクノロジー関連の仕事がしたいと思っていました。Amazonで働いたら、たくさんのお客様のお役に立てることが、とても素敵だと思ったんです」

作業用ベストを着た女性と2人の男性が倉庫の中で話している。彼らの周りには多くのAmazonの段ボールが積まれたカートがある
Amazonの配送拠点であるデリバリーステーションで働く同僚と話すオルソンさん

繁忙期には、100人規模のミーティングを取り仕切ることもあるというオルソンさん。大人数のミーティングを円滑に進めるコツを尋ねると、「出席者の皆さんにストレスや緊張を与えるより、『今日も頑張りましょう』と、ハッピーなエネルギーを送ることが大切」とにっこり。そんなオルソンさんは、ピークキャプテンのほか、新たな創造的なイベントの企画も行いました。

黒髪の女性と金髪の女性とグレーのセーターを着た男性が会議室で談笑している
Amazonのオフィスで同僚と談笑するオルソンさん

「日本に来て驚いたのが、電車に乗っている人の多くが、毎日きれいな格好をしていることです。日ごろから、新しい服や物を買う人も多いと聞きます。カナダでは、古着を着る機会も多いです。そこで、日本のチームの同僚たちに『リユースした服を着るのも楽しいよ』と伝えたくて、サステイナブルファッションをテーマにした社内向けのファッションショーを企画しました」

このサステナビリティを意識したファッションショーには、会場、オンライン視聴を合わせて多くの人が集まりました。

「Amazonでの仕事は、とてもやりがいがあります。自分が『やりたい』と思ったことを、どんどん挑戦させてくれます。自然体の自分でいられる環境が整っていますし、物流業界は男性が多いと思われていますが、Amazonでは女性も活躍できる機会がたくさんあると実感しています。これからもハッピーなエネルギーでAmazonのセールイベントを盛り上げ、誰もが自分らしく生き生きと働ける環境を作っていきたいです」


テクノロジーでより便利な社会にしたいという思いがAmazonで働く意欲に

#SheIsAmazon - Ran Wangさん: テクノロジーでより便利な社会にしたいという思いがAmazonで働く意欲に

中国・北京出身の王然(Ran Wang)さんは、京都の大学院で知能情報学について学び、2020年にAmazonに入社しました。王さんは現在、エンジニアとしてAmazonが提供するパーソナルAIアシスタント「Alexa」(アレクサ)の拡張機能である「Alexaスキル」を開発しています。

「私は日本の雰囲気が好きで卒業後も残りたいという思いに加え、 Amazonの社会への影響力の大きさと活気ある企業文化に惹かれ、入社を決めました。Amazonは、社風が自由で、さまざまな文化や経験を持った多くの方が働いています。私が所属するAlexaチームでも、アメリカ、インド、中国、デンマークと、さまざまな国から来たメンバーがいます。インクルーシブな環境で、テクノロジーが学べ、チャレンジングな仕事ができるところが、とても気に入っています」

会議室で話し合っている女性1人と男性3人。机の真ん中にAmazon Echoが置かれている
同僚たちと会議をする王さん

王さんがAmazonに入って最初に携わったのが、漢字の書き順や漢字を構成する部首などの要素を教えてくれるAlexaスキルの開発です。例えば、Alexaを搭載したEcho Showシリーズのデバイスに、「アレクサ、桜の漢字を教えて」と話しかければ、漢字だけではなく正しい書き順も教えてくれるため、お子さまの学習サポートにおすすめです。※1

「以前、Alexaをお使いになっているお客様から、AmazonのInstagramにメッセージをいただきました。その内容は『うちの子どもは生まれつき視力が弱いけれども、漢字の書き順スキルを使って、漢字を覚えることができた。Alexaに心から感謝します』というものでした。とても、感動しました。今後も、テクノロジーで世の中により便利なサービスをお届けするために日々励んでいきたいです」

自宅で手軽にカラオケが楽しめるAlexaのカラオケスキル(※2)の開発など、数年でさまざまなプロジェクトに関わってきた王さん。そんな彼女にAmazonで働く上で感じている楽しさについて尋ねました。

3人の女性は、ペーパーカップを持ちながら仲良さそうに笑っている

「Amazonのインクルーシブで協力的な環境は、バックグラウンドや性別に関係なく、誰にとっても働きやすいです。私のチームでは、国籍や経験などさまざまなバックグラウンドを持ったメンバーが、お互いの強みを生かして活躍しています。私もテクノロジーのプロとして、また女性としての独自の視点やアイデアを積極的にシェアしています。『理系(エンジニア)の職業は、男性が多い』というイメージに思われがちですが、Amazonでは女性社員同士の交流の機会もたくさんあり、キャリアなどについて話し合えるのがとても心強いです。私と一緒に成長し、働いてくれる女性がどんどん増えてくれたらうれしいです」

※1 お子様によるAlexaサービスの利用には、親権者による事前の同意および子ども用プロフィールの設定が必要です。また、お子様は一部のAlexaサービスのみ利用可能です。
※2 サービスの利用には別途登録・契約や料金が必要な場合があります。
 


2023年の「#SheIsAmazon」キャンペーンでは、日本各地のAmazonで活躍する7人の女性に仕事のやりがいやモチベーションなどについて話を聞きました。シリーズ第1弾では、自分らしく充実した日々を送る3人の女性のリアルな声をご紹介します。

今回お話を聞いた、さまざまなバックグラウンド、能力、そして情熱を持つ素晴らしい女性たちは、自分以外の人々、特に女性に自らの経験を共有し、人々の可能性を最大限に発揮できるようサポートしたいという思いを持っていました。その想いに応えるためにも、Amazonは、誰もが自分らしく輝き、自分の選んだ道を自信を持って歩むことができる世界をサポートする努力を続けていきます。

そのほかのAmazonのニュースを読む