Amazonには、1年間にたくさんの職務経歴書(レジュメ)が届きます。その数に埋もれてしまわないよう、際立ったレジュメを提出することが重要です。レジュメの作成は、作成の過程全体で細心の注意を必要とする大変な作業です。「1ページにまとめるべきか、2ページになってもいいのか?」「十分な情報を盛り込めているか?」「職歴の空白期間をどう説明したらいいのか?」などの疑問に悩まされます。
でも、ちょっとしたコツさえわかれば、誰でも書面での最も効果的な自己アピールができるはずです。Amazonのリクルーターたちから聞いた、すぐに使えるアドバイスをご紹介します。
Amazonへの応募に適した職務経歴書(レジュメ)の書き方1:シンプルさが重要
際立つレジュメを作りたいのに、シンプルさを重視するというのはどういうことかと疑問に感じるかもしれませんが、実はシンプルなレジュメこそがベストな選択なのです。
Amazonが求めるレジュメは、よく整理され、わかりやすい言葉で書かれ、実績をできる限り数字で示し、最大限の読みやすさを追求したものです。レジュメが簡潔にまとまっていれば、候補者がどんな人物で、その人の職務経験・強み・学歴を通じて何を提供できるのか、リクルーターははっきりと理解することができます。
アメリカ、Amazon Storesの技術系人材採用マネージャーのアナ・ズオン(Anna Duong)さんは、「基本に忠実」であることを推奨します。「厳格なルールはありませんが、テキストベースで、モノクロで、シンプルなレジュメがベストです」と語ってくれました。採用側が最も関心を持っているのは応募者の実績です。フォントスタイルや装飾的な枠線、あまり重要でない情報については、それほど気にしていません。
Amazonへの応募に適した職務経歴書(レジュメ)の書き方2:実績を数値で示す
「目を引くレジュメにするには、自分の行動と結果に焦点を当てるとよいでしょう」と話すのは、Amazon Storesのシニア採用ビジネスパートナー、バヴィシヤ・リンガム(Bhavishya Lingam)さんです。重要なデータをなるべく含めることで自分の実績を数値化し、勤務先に対してどれだけの貢献をできたのかを示しましょう。定量化可能な行動に焦点を当てることで、レジュメはぐっと力強いものになります。
たとえば、「組織への新規テックスタック導入を担当した」よりも、「革新的な効率化ソフトウェアの導入およびインテグレーションを主導してエラーを25%削減、結果として顧客クレームを前年比37%削減した」と表現した方が、説得力が増します。もちろん、レジュメには数値化が難しい項目もあることはわかっています。ですが、Amazonはデータ重視の企業です。なるべく多くの方法での実績数値化を目指すと良いでしょう。
Amazonへの応募に適した職務経歴書(レジュメ)の書き方3:専門分野での実績を応募する求人の重要項目と結びつける

「応募するポジションごとに、レジュメの内容を完全に変える必要はありません。それでも、応募中の求人の重要項目に、専門分野で挙げた実績をなるべく関連付けることが原則的にはベストです」と、シニア採用ビジネスパートナーのパティ・カドニー(Patti Cudney)さんは話します。
これを実践するには、「必須条件・歓迎条件」項目内のキーワードやフレーズを確認しましょう。そして、レジュメでどの項目に重点を置くべきかを決める際の指針にしてください。
応募するポジションによって、関連性の高い経験・スキルは異なります。レジュメに全部を詰め込むのではなく、常に求人情報を確認しながら、重要度の高い情報を優先して記載するようにしましょう。時間をかけてレジュメの内容を職務要件に合わせて調整することで、そのポジションに対する真摯な関心と適性を示すことができます。
Amazonへの応募に適した職務経歴書(レジュメ)の書き方4:「業務内容」ではなく「業務での実績」を示す
採用マネージャーのジェン・パラダイス(Jen Paradise)さんのお勧めは、過去のポジションで果たした貢献について、どのような違いを生み出したかを詳しく説明することです。彼女は、「レジュメには、それぞれのポジションで達成してきた具体的な実績を必ず盛り込んでいただきたいです」と話します。
業務内容は「何をしているか」を訴求するのに対し、実績では、そうした業務を遂行する中で達成した具体的な結果を示します。Amazonは「ビルダー(builder)」の集団であり、ビルダーたちは多様なバックグラウンド・アイデア・視点を持ち寄り、お客様のための意思決定やイノベーションを生み出しています。
こうした文化があるからこそ、業績に強くコミットして結果を出そうとする優秀な人材を求めているのです。実績を訴求することで、応募者について採用担当者がまだ知らないことを伝えることができます。
「〇〇の業務を担当」という情報からは一般的な業務内容を想像することはできますが、それだけでは応募者個人については何もわかりません。しかし、業務内容ではなく実績を示せば、応募者の強みと、大きく貢献でき得る能力が一目で伝わります。
この記事を読むことで、レジュメを際立たせる方法を学ぶことができたでしょうか。早速、Amazonで理想の仕事に就くためにベストなレジュメを作成してください。
より詳しい情報は、Amazon.jobsの面接のヒントやよくある質問でご確認いただけます。