プライムデー。それはAmazonプライム会員のお客様のために開催されるビッグセール。Amazonのスタッフにとってこの2日間は、お客様にお買い物を思い切り楽しんでいただきながら、Amazonの魅力を知っていただくビッグチャンスです。
プライムデーのような大切なイベントに向けて、多くのスタッフが連携し準備に取り組んでいます。そのなかには、社会人になったばかりの社員から長いキャリアを積んだベテランまでさまざま。Amazonは多様な仕事と挑戦のチャンスを用意し、社員たちがキャリアを成長させ、活躍する場を整えています。社員が安心して働ける環境をつくることが、Amazonのサービスの成功につながり、その結果としてお客様の生活をよりよくするために役立つと考えているからです。
Amazonの社員たちはプライムデーを目前にして、どのように自分の役割を果たしているのでしょうか。それぞれの部署で準備を進める社員たちを取材し、彼らがどのように自分たちのキャリアを築いてきたのか聞きました。
新しい学びがあるから、面白い
最初に訪ねたのは、Prime Videoのマーケティングマネージャーである中嶋優美さん。お客様の好みにぴったりの作品を、適切なタイミングでおすすめするライフサイクルマーケティングを担当しています。
「Prime Videoは、プライム会員のお客様なら対象作品が見放題というサービスで知られていますが、実はレンタルや購入もできますし、『Prime Video チャンネル』という月額制の有料動画チャンネルのサブスクリプションサービスもあるんです。今年のプライムデーには、レンタルや購入サービスで人気作品のセールを行う予定です」
中嶋さんは大学卒業後、海外のレコードを輸入販売する会社に就職。ウェブマーケティングを担当しながら、海外取引をするなかで英語を学び、海外の人と仕事をする楽しさを知りました。5年半働いた後、英会話のスキルアップをするためにフィリピンに留学。
「帰国後、ファッションサイトのマーチャンダイザーとしてAmazonに入社しました。プライムデーが始まった年にはファッション部門の代表者として、他の部署の代表者と一緒に企画を練りました。初めてのプライムデーは私たちにとっても初めてのビッグイベントでしたから、どう盛り上げようか一生懸命知恵をしぼったことをよく覚えています」
中嶋さんはその後、希望する職種の募集があれば、社員が自ら世界各地のAmazonでの仕事に応募することができるインターナルトランスファーという制度を活用し、2回の異動を経験しました。まずはAmazonで商品を販売する、販売事業者様をサポートするセラーサービス事業部の業務に2年間携わり、BtoBビジネスを学びます。次はコンテンツビジネスを学びたいと、2017年にPrime Videoに異動しました。
「Amazonで10年間働いてきて一番面白いと感じるのは、日々新しいことが起き、常に新しい学びがあることです。変化に満ちた毎日が、私にはとても楽しいんです。ここには、さまざまな人生を歩んできた人たちがいて、スキルや情熱、そしてユニークな経験が業務に発揮され、評価されていると思います。Amazonで働いていると、可能性は無限だなと感じますね」
たくさんのお客様がお買い物する躍動感に高揚
Events & Dealsチームに所属する髙橋航洋さんは、幼少期から17年間をアメリカで過ごしました。在籍していたアメリカの大学でAmazonのインターン募集を知り、在学中に2年間、シアトルのAmazon本社で働きました。
「インターンとして仕事をしていたときに、Amazonのリーダーシップ・プリンシプル(LP)に出合いました。そこに書かれていた言葉の1つ1つに共感し、ぜひAmazonで働きたいと思って2017年に新卒としてアマゾンジャパンに入社しました」
4年間、Electronic & IT Solutionsチームでブランドスペシャリストとして働いた後、2021年に現在の部署に異動。プライムデーやブラックフライデーなどの重要なセールイベントを担当するマネージャーとして仕事をしています。
「私はセールなどのイベントが大好きなんです。なかでもプライムデーはAmazonで最も大きなのイベントの1つ。そんな重要なイベントに関わり、より多くのお客様に楽しんでいただきたいと考えて、現在の部署に異動しました」
初めてイベントマネージャーとして携わった去年のプライムデー、髙橋さんには忘れられない光景があります。
「プライムデーの当日には、オフィスの会議室に担当者が集まり、商品の販売状況などを見守ります。たくさんのお客様がお買い物してくださっていると思うと、自分たちの仕事がどれだけ多くのお客様の暮らしに影響しているかが実感できて、胸が熱くなりました」
髙橋さんは今年もプライムデーを盛り上げるために、多くの部署と連携して着々と準備を進めています。プライムデーは世界各国で開催されるため、各国の担当者との調整も髙橋さんの仕事です。
「私の役割は、どうしたらお客様にもっと喜んでいただけるかを追求して、自分ならではのアイデアをセール企画に反映させること。それで成果が出たらうれしいですね。そうやって経験を積んで、将来的には海外や本社のチームに異動して、グローバルな立場からアマゾンジャパンを支える仕事をしたいです。Amazonは誰もが情熱を持って活躍できる場だと思います」
快適なお買い物を支えるクラウドインフラの技術者
プライムデーのようなたくさんのお客様が訪れるセールに備えて、サーバーの保守点検を行うのがアマゾン ウェブ サービス(AWS)のダニカ・メルカード・サンティランさんです。ダニカさんは2016年にAWSに入社し、現在はデータセンター・オペレーションズのマネージャーとして働いています。
「お買い物を快適に楽しんでいただくために大切なのは、『クラウドフロント』、つまりAmazonのコンテンツデリバリーネットワークです。私たちは、お客様が目的のページにスムーズにアクセスできるように、もし不具合があればすぐに修理します。私の仕事は、万が一トラブルがあっても24時間いつでも対応できるように、スタッフのシフトを組んだり、彼らの状況を確認したりすること。トラブルがあったらどこにでもすぐに駆けつけるという点で、私たちの仕事は消防士と似ています」
フィリピン出身のダニカさんは、2010年に日本の最新のテクノロジーに携わるために来日し、データセンターの技術者になりました。もっとスキルアップしたいと考えていたときに、Amazonで働いている友人からAWSについて聞き、AWSに転職しました。
「AmazonはDEI*を体現している企業。いろいろなキャリアや意見を持つ人たちがいて、一緒に働く中で毎日たくさんの学びがあります。国籍やジェンダーに関わりなく、平等に働ける点も気に入っています。AWSは最先端のテクノロジーを採用しているため、技術者としてスキルアップもできます。仕事では、サーバーに何か不具合があったときに自分で解決策をいち早く見つけて、トラブルを解消できるとうれしいし、やりがいを感じます」
*ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括性)を 総称した言葉
ダニカさんは、自分の成長を促す新しいことに挑戦できるのもAmazonで働く魅力だと言います。
「マネージャーになるなんて最初は考えていませんでしたが、会社が成長するにつれて、管理職が必要となり、上司から提案や後押しもあってなりました。自分にとってまったく新しいチャレンジでした。ここでの経験は私にとって驚きの連続です。これからも自分がどう成長していけるのか楽しみです」
Amazonにはさまざまなサービスを支える多様な人たちが、夢中になって日々仕事に取り組んでいます。プライムデーでも、お客様に最高のお買い物体験をご提供するために、スタッフ全員が今日もチャレンジを続けています。