日本では初となる「Amazon キャリアデー」が2021年9月16日、オンラインで開催されました。キャリア形成に関するアドバイスやアマゾンジャパン社員のリアルな声が聞ける座談会など、「働くということ」に関連した多彩なプログラムは必見。Amazonに興味のある方はもちろん、そうでない人も、キャリアについて考えるきっかけとなるイベントの様子を紹介します。

Amazon社長へのインタビューで開幕

メインステージプログラムには、Amazon社長兼CEOのアンディ・ジャシーが登場。Amazonが求める人物像やダイバーシティへの取り組みについて話しました。

「働く」について考える「Amazon キャリアデー2021」を開催
ジェフ・ベゾスに代わり2021年7月にAmazon 社長兼CEOに就任したアンディ・ジャシー。

また、「スポーツキャスターになることが夢だった」と自身のキャリアを振り返り、「大学卒業時に考えていたマスタープランではなかったけれど、Amazonに入社してからはジェフ・ベゾスなど素晴らしいメンターに恵まれ、常に自分がワクワクできる仕事を追求してきました。一度仕事についたら、それが自分のバックグラウンドとかけ離れたものであっても全力で取り組んできた。それが私のキャリアを通じての共通点です」と話しました。

Amazon社員のリアルな働き方がわかる

アマゾンジャパン社員3名による座談会では、それぞれが入社のきっかけやキャリアパスについての考え方などを話しました。その様子からは、それぞれが自分の未来を考えながら、今の職場で生き生きと働く姿が見て取れました。

「働く」について考える「Amazon キャリアデー2021」を開催
左から、アマゾンウェブサービスジャパン(AWS)()の藤本剛史さん、アメリカ・オレゴンの自宅から参加したリテール部門のベッキー・イェさん、埼玉県坂戸市のフルフィルメントセンター(FC)でサイトリード(センター長)を務める佐藤涼子さん。

サイトリードの佐藤さんは、多様性に富んだ職場環境について紹介。さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが活躍できる環境をどのように作っているか、具体的な取り組みについて話してくれました。

ベッキーさんは、Amazon本社に勤務後、別の会社で経験を積み、昨年アマゾンジャパンに入社。「日本で働くのは初めてでしたが、チームメンバーの支えのおかげで、初日から違和感なく働けたのがうれしかった」と言います。

入社前には英語力や仕事での経験値に不安があったという藤本さん。入社後はリテール部門で経験を積んだ後、社内異動制度を利用して、まったく別の部門で実力を発揮しています。「Amazonではチャレンジしたい、学びたいという意欲が大事。自信をもって希望のポジションにアプライしてほしい」と、将来のキャリアについて考えている人にエールを送りました。

面接のプロセスとコツを公開

次に登場した2人のバーレイザー(特別なトレーニングを受けた面接官)は、Amazonのユニークな面接について紹介しました。その中で強調されたのは「リーダーシッププリンシプル(LP)」。「自分の経歴について考えることに加え、それがLPに当てはまる体験かどうかを考えることで、個人のユニークなバックグラウンドや経験が、Amazonのカルチャーと実際に、どのようにマッチするかを教えてくれるものです」と、面接のヒントを教えてくれました。

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Amazonのバーレイザーを務めるルーリ・チャルレウ(右)とザミール・ラヤニー(左)。自分が面接を受けた時の経験、現在はどんな気持ちで面接に臨んでいるかといった話題も出た。

Amazonの採用において特徴的な「行動ベースの面接」やS. T. A. R.メソッドの説明では、面接官が求める答え方を具体的に紹介。さらに、「元の業界の話を詳細にしすぎない」「長く話し過ぎない」など、Amazonに限らず、あらゆる就職面接に役立つ多くのアドバイスを聞くことができました。

「自分のキャリアのオーナーになる」という考え方

今回のイベントでは7回目となる「Amazonアカデミー」も同時開催されました。これは、専門家を招いて日本社会が直面する課題の解決策を議論するパネルディスカッションで、2018年から開催されています。今回のテーマは、「時代の転機を迎える日本社会、これからのキャリアと自分らしい働き方とは」です。

キャリアデザインの専門家、田中研之輔教授は、転換点を迎えている日本のキャリア環境について分析。「これからは一つの企業や業種に閉じこもる必要はない。自ら主体的に可能性を高め、キャリアをデザインできる時代がきています」と様々な研究を経て培った持論を展開しました。

「働く」について考える「Amazon キャリアデー2021」を開催
法政大学キャリアデザイン学部でキャリア論や組織論の教鞭を執っている田中研之輔教授。

社会活動家の石山アンジュさんは、自身の働き方を振り返りながら「かつては会社の評価イコール自分の評価でした。でも今は『自分が社会のために何ができるか』が軸。そうすることで自分のキャリアにオーナーシップを持てます」と話しました。

「働く」について考える「Amazon キャリアデー2021」を開催
社会活動家の石山アンジュさんは、一般社団法人シェアリングエコノミー理事のほか、厚生労働省、経済産業省、総務省などの政府委員を務める。現在は東京と大分で二拠点生活をしながら多様な働き方を模索。

NPO法人GEWEL代表の稲葉哲治さんは「私たち1人1人が社会にとっての資源。これからの時代では、自分という資源をどうやって投資・運用するかを考えながら働くという感覚が必要では」と提案しました。

「働く」について考える「Amazon キャリアデー2021」を開催
NPO法人GEWEL代表の稲葉哲治さん。DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)の認知普及のため、企業研修などを行う。

「Amazon キャリアデー 2021」のテーマはDEI「Diversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包括性)」。これはAmazonの職場環境でも基本となっている価値観です。また、、Amazonが新しいことへの積極的な挑戦を推奨し、キャリアに対して「オーナーシップ」を持つことを重視するというメッセージが発信されていました。